2021年4月24日

第90回日本寄生虫学会 第32回日本臨床寄生虫学会 合同大会で発表しました

 


 4月16・17日に、第90回日本寄生虫学会 第32回日本臨床寄生虫学会 合同大会が開催され、当館の5名がそれぞれ以下の演題で発表しました。今大会での発表は、はからずも全員海に棲む寄生虫についてとなりました。

巖城 隆『沖縄のコマッコウから採集されたアニサキス科線虫3種』
倉持利明『黒潮流域に出現する魚類に寄生する二生吸虫類(続報)』
小川和夫『単生類Heterobothrium全種の形態による判別』
佐田直也『日本近海から得られたSulcascaris属線虫の分類学的研究』
高野剛史『三陸沖で採捕されたココノホシギンザメから得られたギロコチレ』

 また前日15日には、寄生虫分類・形態談話会が開催され、私(高野)が「寄生性腹足類の自然史」についてお話ししました。
 大会計画当初は奈良県での開催が予定されていましたが、新型コロナウイルス感染症の流行により、オンラインでも参加可能なハイブリッド形式となりました。対面で全国の研究者とお会いできる日を心待ちにしつつ、日々研究に励んでいます。【高野】

2021年4月18日

世界淡水魚園水族館 アクア・トトぎふ 企画展『極彩蛇頭魚 -スネークヘッド-』に協力

 世界淡水魚園水族館 アクア・トトぎふでは、4月17日(土)から7月11日(日)まで企画展『極彩蛇頭魚 -スネークヘッド-』が行われています。
 細長い体にまるでヘビのような頭をもつ魚、「スネークヘッド」。アジアやアフリカを中心に生息する淡水魚ですが、日本に定着したカムルチー、タイワンドジョウ、コウタイの3種は「雷魚」ライギョと呼ばれ、釣りの対象魚としても知られています。企画展では、小型で可愛らしい種から迫力のある大型種まで、スネークヘッドの魅力が紹介されています。
 当館は有棘顎口虫と顎口虫症例の画像の提供で協力しています。【巖城】

世界淡水魚園水族館 アクア・トトぎふ
企画展『極彩蛇頭魚 -スネークヘッド-』
https://aquatotto.com/event/schedule/detail.php?p=12042

追記:上記企画展は11月7日(日)まで延長になりました。