2018年8月8日

白陵高校の神尾祐輔先生と生物部の生徒4名、神戸大理学部の新田理人先生が来館


 8月2日・3日に、兵庫県の白陵高校の神尾祐輔先生と生物部の生徒4名、神戸大理学部の新田理人先生が来館しました。メバルに寄生する単生類を研究している生徒さんは、山口左仲博士が60年以上前に新種記載した標本を観察し、熱心にメモを取ったり写真撮影したりしていました。一方、淡水魚・巻貝の寄生吸虫の生活環解明がテーマの生徒さん達は、研究員とディスカッションしながら、所蔵資料を楽しそうに調べていました。その合間を縫って、新田先生も山口標本コレクションの単生類標本を精力的に鏡検していました。
 翌日は、訪れた東京大学博物館でさらに素晴らしい発見があったそうですが、それについては生物部のfacebookをご覧ください。 【巖城】

白陵生物部
https://ja-jp.facebook.com/HakuryoBiology

2018年8月5日

ミニ解説会「緊急開催:カタツムリの寄生虫-生きたロイコクロリジウム」を開催しました

8月4日に、カタツムリの寄生虫ロイコクロリジウムのミニ解説会を開催しました。この会では、ロイコクロリジウムの種類や虫体の中身などについての解説の後、オカモノアラガイの触角の中で活発に動いている幼虫を実際に見ていただきました。午前・午後合わせて約130名の皆様にお集まりいただきました。
次回は9月の予定です。日時・内容は当館ウェブサイトでお知らせいたします。
なお、現在、私を含めた研究グループはロイコクロリジウムを探しています。野外で目撃された方はお知らせいただけますと幸いです。【脇】

2018年8月2日

弘前大学の小林一也先生・関井清乃先生と、旭川医科大学の佐々木瑞希先生が来館

7月29日に、弘前大学農学生命科学部の小林一也先生・関井清乃先生が研究打合せのため来館され、研究テーマの「プラナリアの生殖戦略」についてレクチャーをしていただきました。たまたま、小林先生たちとも共同研究されている旭川医科大学寄生虫学講座の佐々木瑞希先生と学生さん1名も来館され、一緒にレクチャーを聴講しました。
 小林先生・関井先生の研究については、下記の本で読むことが出来ます。

 『プラナリアたちの巧みな生殖戦略』
 https://www.shokabo.co.jp/mybooks/ISBN978-4-7853-5125-0.htm
 
 また、佐々木先生と当館の脇研究員の共同研究については下記の記事をご覧ください。

 『旭川市に生息するカタツムリから新種の吸虫を発見! – 身近な環境に隠された生物多様性』
 https://academist-cf.com/journal/?p=7791

 佐々木先生にお持ちいただいたロイコクロリジウム(吸虫類の一種)の幼虫は、今週8月4日のミニ解説会で、脇研究員が来館者の皆さんにお見せする予定です。 【巖城】

2018年8月1日

イギリス ケンブリッジ大学の学生Aurélien Guéroult氏が来館


 7月25〜29日に、イギリスのケンブリッジ大学(the University of Cambridge)医学部5年生のAurélien Guéroult氏(通称Rayさん)が、寄生虫学研修のため来館しました。当館ではカツオから寄生虫を採集し、アニサキス幼虫の計測と顕微鏡写真の撮影や、テンタクラリア幼虫の標本作製や描画装置を使ってのスケッチなどを実地に体験しました。 【巖城】

2018年7月29日

緊急開催:ミニ解説会「カタツムリの寄生虫-生きたロイコクロリジウム」

ロイコクロリジウムという寄生虫は、カタツムリに寄生して、その触角をイモムシそっくりに変えてしまいます。その衝撃的な見た目から、ネットやTVでよく取り上げられる寄生虫のひとつです。今回、生きたロイコクロリジウムが手に入りましたので、実物を観察しながらこの寄生虫を解説します。

日時:2018年8月4日(土)

   ① 10:30~  ②13:00~
場所:1階展示室

予約・参加費:不要
講師:脇 司(当館研究員)

2018年7月26日

ミニ解説会「寄生虫の多様性:意外と多い寄生の起源」を開催しました

7月21日にミニ解説会「寄生虫の多様性:意外と多い寄生の起源」を1階展示室で開催しました。寄生の起源は動物に200以上あること、昆虫やエビ・カニを含む節足動物で特に多いことなどをお話ししました。午前・午後合わせて約60名の皆様にお集まりいただきました。
次回は8月の予定です。日時・内容は当館ウェブサイトでお知らせいたします。【高野】


2018年7月22日

常設展示「顧みられない熱帯病を知っていますか?」開始のお知らせ

7月25日から、2Fで常設展示「顧みられない熱帯病を知っていますか?」を開始します。

熱帯地域の発展途上国では、多くの病気が十分な対策もなく放置されてきましたが、その多くは寄生虫病です。それら「顧みられない熱帯病」の対策に世界保健機関(WHO)や各国政府が取り組んでいます。この常設展示では、その中から“リンパ系フィラリア症”をトピックに、世界の産官民学の連携による寄生虫病の撲滅活動について紹介・解説します。【脇】



2018年7月20日

群馬での陸貝寄生虫調査

12日から14日にかけて、群馬県みなかみ町でツムガタモドキギセルなどの陸貝を採集してきました。採集された陸貝は、研究室に輸送後、寄生虫調査の目的で解剖されます。【脇】

2018年7月8日

しものせき水族館 海響館 特別企画展「寄生して生きていく虫の話 ~あなたのそばにいるかもね~」を共催


 下関市立しものせき水族館 海響館では、7月7日から特別企画展『寄生して生きていく虫の話 ~あなたのそばにいるかもね~』が開催されています(10月28日まで)。この企画展は目黒寄生虫館×国立科学博物館×海響館の共催で、当館からはフタゴムシの標本や映像その他を提供しています。

 展示内容やアクセスなど、詳しくは海響館のサイトをご覧ください。
 http://www.kaikyokan.com/

2018年7月5日

ミニ解説会「寄生虫の多様性:意外と多い寄生の起源」開催(7/21)

私たちの周りにはたくさんの寄生虫がいて、大きさや形、宿主や付着する部位も様々です。寄生という生活様式は、動物の進化の歴史のなかで何度も生じたと考えられていますが、その起源はいったいいくつあるのでしょうか?今回は、最新の知見も交え寄生虫の多様性についてお話しします。

日時: 2018年7月21日(土)①10:30〜 ②13:00〜 それぞれ10分程度(2回とも同じ内容)
場所: 1階展示室
予約・参加費: 不要
講師: 高野 剛史(研究員)

2018年6月27日

沖縄本島で調査

 6月12日から18日まで、沖縄本島の潮間帯・潮下帯で棘皮動物に寄生する巻貝類の調査を行いました。一枚目の写真はオオツマミガイというハナゴウナ科の一種で、宿主であるナマコの体液を吸って生活しています。
 ナマコには、貝だけでなく様々なグループの動物が寄生します。二枚目の写真はナマコウロコムシというゴカイの仲間です。ナマコの体表に付着し、その表皮を摂食することが知られています。【高野】


2018年6月24日

高知県での陸貝採集

6月8日~11日にかけて、高知県にて、陸貝寄生虫を調べるための採集調査をしてきました。関東には分布していないコンボウギセルなどの陸貝が採集できました。
採集した陸貝は研究室内で解剖されます。内部に寄生虫がいた場合には標本化されます。【脇】

2018年6月22日

当館ウェブサイトで「はらのむし通信」バックナンバーを公開しました



 6月21日から、定期刊行物「むしはむしでも はらのむし通信」のバックナンバーのうち、第180号(2000年)から第190号(2010年)をPDFファイルとして公開いたしました。下記のアーカイブのページから閲覧およびダウンロードができます。今後も順次、バックナンバーを公開する予定です。
 それ以前に当館の近況をお伝えしてきた「目黒寄生虫館月報」「目黒寄生虫館ニュース」も閲覧・ダウンロードできます。

https://kiseichu-archives.blogspot.com/p/blog-page_98.html

 ミュージアムショップでは現在、第194号(2014年)以降を販売中です。遠方のかたにはDM便でお送りすることもできますので、こちらもよろしくお願いいたします。

https://www.kiseichu.org/publication

【巖城】

2018年6月17日

ミニ解説会『フタゴムシの不思議』を開催しました


 6月16日にミニ解説会「フタゴムシの不思議」を1階展示室で開催しました。小川館長が、フタゴムシの仲間は世界に50種近くいて、それぞれ違う種類の淡水魚に寄生すること、2匹のフタゴムシが体をひねって、腹側の吸盤と背中側の突起を合わせて互いに融合し、消化管や神経までつながってしまうことなどをお話ししました。午前・午後合わせて約40名の皆様にお集まりいただきました。
 次回は7月の予定です。日時・内容は当館ウェブサイトでお知らせいたします。【巖城】

2018年6月16日

山口左仲博士の論文原図展示を入れ替え


 6月15日に2階展示室の「山口左仲博士が論文に使った原図」展示の入れ替えを行いました。今回は鳥類に寄生する吸虫類と、魚類に寄生する寄生性甲殻類の原図を公開しています。
 吸虫類の原図は、鳥類の消化管に寄生する棘口吸虫類を中心に選びました。この仲間は、頭部に短い棘の並ぶ襟(collar)があるのが特徴です。甲殻類では、スケトウダラのえらに寄生し、細長い首を心臓まで伸ばして宿主から吸血するヘモバフェス(Haemobaphes diceraus*)の図もあります。
 中央のアクリルケースには、ハシボソガラスに寄生する吸虫 オズワルドイア(Oswaldoia corvi)のプレパラート標本を展示しています。この吸虫の原図と合わせてご覧ください。
 日本の寄生虫分類学を切り開いた山口博士の並外れた研究への熱意と、それを支えた腕の良い画工たちの技を感じていただければ幸いです。【巖城】

*) 展示では「Haemobaphes theragrae」と表記しましたが、これは山口博士の当時の論文記載に合わせています。

2018年6月4日

ミニ解説会「フタゴムシの不思議」開催(6/16)


 次回の解説会は、2匹の寄生虫が出会うと合体することで有名なフタゴムシです。初代館長 亀谷 了が長年研究していたことで知られています。とても変わった寄生虫ですが、実はフタゴムシの仲間は世界に50種近くもいるのです。今回は、不思議な寄生虫、フタゴムシについてお話しします。

日時: 2018年6月16日(土)①10:30〜 ②13:00〜 それぞれ10分程度(2回とも同じ内容)
場所: 1階展示室
予約・参加費: 不要
講師: 小川 和夫(館長)

2018年6月3日

日本貝類学会大会で発表

5月25日に東京大学総合研究博物館において日本貝類学会若手の会が開催され,当館研究員の高野(私)が世話人として運営に携わり,研究員の脇がカタツムリの寄生虫研究を紹介しました。また全国の若手研究者と情報交換を行いました。
5月26日・27日には東京海洋大学品川キャンパスにおいて日本貝類学会創立90周年記念大会が開催され,上記研究員2名がそれぞれ次の演題で口頭発表とポスター発表を行いました。【高野】

・脇 司「ナンバンマイマイ科貝類を中間宿主とする吸虫Brachylaima属の1種について」(口演)
・高野 剛史「センマイドオシ科貝類の形態,繁殖様式および系統的位置」(ポスター)


2018年5月20日

ミニ解説会『寄生虫の卵のはなし』を開催しました


 5月19日に、ミニ解説会「寄生虫の卵のはなし」を2階展示室の蝋模型標本展示の前で行いました。寄生虫卵には様々な形や大きさがあること、それらが検査に役立つこと、低温や消毒薬には強いが、直射日光や高温には弱いこと、数千年~数百年前の遺跡で見つかる寄生虫卵から当時の暮らしがわかることなどをお話ししました。午前は約30名、午後は約20名の皆様にお越しいただきました。
 次回は6月の予定です。当館ウェブサイトでお知らせいたします。【巖城】

2018年5月5日

ミニ解説会「寄生虫の卵のはなし」(5/19)のお知らせ


 3月に寄生虫の蝋模型標本の展示が新しくなりました。この中には、色々な寄生虫の卵の模型があります。今回は、寄生虫の卵の様々な形や、あまり知られていない性質についてお話しします。

日時: 2018年5月19日(土)①10:30〜 ②13:00〜 それぞれ10分程度(2回とも同じ内容)
場所: 2階展示室
予約・参加費: 不要
講師: 巖城 隆(当館研究員)

2018年5月4日

特別展「藤浪 鑑展: 資料で見る100年前の日本住血吸虫病研究」を開催


 明治期に日本住血吸虫病に取り組んだ病理学者 藤浪鑑は、この寄生虫を人体から初めて発見し、ある実験を通じて感染経路の証明にいたりました。5月3日から始まった本特別展では、京都大学に残されていた膨大な資料の中から、約100年前に藤浪博士が行った研究を紹介します。特別展の展示資料は撮影不可ですが、一部の資料(複製)は手に取って見ることができます。 【巖城】

https://www.kiseichu.org/event

2018年5月3日

着任のご挨拶


4月21日より当館研究員に着任しました、高野剛史と申します。専門は寄生性巻貝類で、分類はもちろん、その生態や進化にも焦点をあてた研究に取り組んできました。今後様々な寄生虫に知識と興味を広げていきたいと思います。
寄生する貝と聞いて、ピンとこない方が多いかもしれません。今後ミニ解説会などで紹介できればと考えておりますので、その際は是非ご来館ください。【高野】


2018年4月25日

ミニ解説会「アサリの中のカクレガニ」を開催しました。

4月21日に、ミニ解説会「アサリの中のカクレガニ」を開催しました。カクレガニは、二枚貝に寄生するカニの仲間です。身近なところでは、料理された二枚貝の中から見つかります。解説会では、1階に展示中のカクレガニ標本の近くで、写真や動画を使ってその種類や生態をお話ししました。午前・午後合わせて45名がいらっしゃいました。

次回の解説会は5月の予定です。詳細は当館ウェブサイトでお知らせいたします。【脇】

2018年4月22日

三重県総合博物館の企画展に協力

三重県総合博物館では、4月14日(土)から『第19回企画展 知ってる貝!見てみる貝!貝のヒミツ』が開催されています(6月17日(日)まで)。
当館は、日本住血吸虫の中間宿主であるミヤイリガイの標本と、関連画像の提供で協力しています。【脇】

三重県総合博物館
http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/MieMu/

2018年4月4日

カクレガニ展示標本入れ替え

1F展示室「寄生虫の多様性」では、二枚貝に寄生するカクレガニを展示しています。しかし、標本が1963年採集と古く、若干痛んでいました。
そこで、3月29日に写真の新しい標本と取り替えました。これは2015年4月に採れたカギヅメピンノというカクレガニで、トリガイに寄生していました。大きい方がメスで、小さい方がオスです。私が韓国の済州大学校で研究をしていたときに、現地の貝類研究者や学生さんと一緒に採集したものです。

4月21日のミニ解説会では、カギヅメピンノを含めたカクレガニについてお話します。興味をお持ちの方はご参加ください。【脇】
https://kiseichukan.blogspot.jp/2018/03/blog-post_23.html

2018年4月1日

新種のダニ、都内の公園で発見

カタツムリに寄生するダニの新種記載論文が、Zootaxa vol. 4402 No.1(動物分類学の専門誌:ニュージーランド)で発行されました。これは脇司(私)、蛭田眞平 研究員(国立科学博物館)、島野智之 教授(法政大学)の3名の共同研究です。




このダニ(写真)は、2016年6月に、目黒寄生虫館の近所にある都立林試の森公園で、カタツムリに寄生していたところを発見されました。和名はワスレナカタツムリダニです。「たくさん採れるのに誰からも注目されてこなかったので、もう二度と忘れられることのないように」と願いを込めて付けました。学名は東京にちなんでRiccardoella tokyoensis(トウキョウエンシス:東京の、と言う意味)としました。

なお、このダニの仲間は、人体への寄生例は報告されていません。
記載論文の要旨(英語)は、以下のリンク先で読むことが出来ます。【脇】
https://biotaxa.org/Zootaxa/article/view/zootaxa.4402.1.8

2018年3月29日

FMラジオに出演

3月21日14:10から放送された「出会いの渋谷 -科学のスクランブル交差点-(渋谷のラジオ、87.6FM)」の最終回に私(脇)がゲスト出演しました。目黒寄生虫館の紹介、カタツムリの寄生虫研究の面白さ、カタツムリの殻の様々な形についてお話してきました。

今回の番組は、以下のリンクから聞くことができます。 【脇】
https://note.mu/shiburadi/n/ne40b6950bdf3

2018年3月25日

日本寄生虫学会大会で発表


 3月17日・18日に新宿区で開催された第87回日本寄生虫学会大会で,当館の3名がそれぞれ次の演題で口頭発表とポスター発表を行いました。【巖城】
 
・小川和夫「トラフグ属フグに寄生する単生類 Heterobothrium の追加種」(口演)
・脇 司「国内に広く分布するカタツムリダニ属の1種について」(口演)
・巖城 隆「ニホンアナグマ Meles anakuma に寄生する Toxocara 属線虫について」(ポスター)

2018年3月24日

滋賀県立大学の浦部先生と大学院生の西平君が来館


 日本寄生虫学会直前の3月15日・16日に、滋賀県立大学の浦部美佐子先生と大学院生の西平君が来館されました。亀谷了初代館長が作製した多数のフタゴムシ標本を精力的に観察・撮影していました。 【巖城】

2018年3月23日

ミニ解説会「アサリの中のカクレガニ」開催

味噌汁のアサリから小さなカニが出てきたことはありませんか?そのカニは「カクレガニ」の仲間です。今回は、そのカクレガニの種類や生態について解説します。

日時:2018年4月21日(土)
   ① 10:30~  ②13:00~
場所:1階展示室
予約・参加費:不要
講師:脇 司 (当館研究員)

2018年3月11日

ミニ解説会『100年前の寄生虫教育 ― 藤浪 鑑が講義に使った掛図』を開催しました


 3月10日に、1階展示室でミニ解説会『100年前の寄生虫教育 ― 藤浪鑑が講義に使った掛図』を開催しました。日本住血吸虫を人体から初めて発見したことで知られる藤浪鑑は、ドイツ留学で学んだ当時の最新知見を掛図に表して、学生に講義していました。解説会では、現存する約300枚の掛図のうち、寄生虫に関するものを、スライドプロジェクターを使って紹介しました。午前・午後合わせて38名の参加がありました。
 次回の解説会は4月の予定です。また、5月からは、藤浪鑑が日本住血吸虫発見後に、この寄生虫病の撲滅に取り組んだ様子を紹介する特別展を予定しています。当館ウェブサイトでお知らせいたします。【小川】

2018年3月4日

千代田区生涯学習ジュニアカレッジで講演と寄生虫の観察をしました


 2月25日に平成29年度 千代田区生涯学習ジュニアカレッジ『意外と身近な寄生虫 ~魚の中をのぞいて探してみよう~』(会場:九段生涯学習館)が開かれ、私(巖城)と脇研究員が講師として参加しました。小学4年~中学1年の20名の参加者に魚の寄生虫についてお話しした後、実際に魚を開いて寄生虫を探し、子どもたちに実体顕微鏡で観察してもらいました。採集した寄生虫を使って、標本の作り方も実演しました。最後に、寄生虫(条虫の一種 ニベリニアの幼虫)の液浸標本をおみやげに持ち帰っていただきました。 【巖城】

2018年2月28日

ミニ解説会『100年前の寄生虫教育 ― 藤浪 鑑が講義に使った掛図』(3/10)開催のお知らせ


 特別展示「100年前の寄生虫教育 ― 藤浪 鑑が講義に使った掛図」のミニ解説会を行います。藤浪 鑑(ふじなみ あきら)が日本住血吸虫を人体から初めて発見したころ、京都大学ではどんな講義が行われていたのでしょうか。講義に使われていた掛図のうち、寄生虫に関するものを使ってお話しします。


日時:2018年3月10日(土)
   ① 10:30~ ②13:00~ それぞれ10分程度(2回とも同じ内容)
場所:1階展示室
予約・参加費:不要
講師:小川和夫(当館館長)

2018年2月18日

ミニ解説会「戌年なので、犬糸状虫についてお話しします」を開催しました


 2月17日に、ミニ解説会「戌年なので、犬糸状虫についてお話しします」を、2階展示室の犬糸状虫(イヌのフィラリア)展示の前で行ないました。犬糸状虫の一生や、ノーベル賞を受賞した大村・ウィリアム両博士と駆虫薬イベルメクチンのこと、犬糸状虫症の新しい治療法と細菌ボルバキアの関係などをお話ししました。午前・午後合わせて約35名がいらっしゃいました。
 次回の予定は3月です。当館ウェブサイトでお知らせいたします。【巖城】

2018年2月12日

目黒区内の小・中学校の砂場の寄生虫卵調査(冬季)を実施


 2月8日・9日に目黒区内の小・中学校の砂場の寄生虫卵調査を実施しました。昨年8月の調査と同じ5校を訪問し、砂を採取しました。実験室では、試験管に入った砂を比重1.2の液体で処理し、液面に浮いた寄生虫卵を採集して顕微鏡で観察します。実際には、花粉や植物の破片など寄生虫卵ではない物が多数見つかるので、鑑別には苦労しています。(上の写真に寄生虫卵はありません。) 【巖城】

2018年2月2日

新刊『増補版 寄生蟲図鑑』と『日本のムラージュ』のご紹介


 目黒寄生虫館が関わった2冊の本が先月末に発売されました。

 『増補版 寄生蟲図鑑 ふしぎな世界の住人たち』(講談社)は当館研究者が監修しました。掲載された寄生虫は前版(飛鳥新社)の38から50に増え、内容も若干改訂されています。ショッキングピンクの表紙が思わず人目を惹きます。
http://bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=9784061531611

 『日本のムラージュ 近代医学と模型技術 皮膚病・キノコ・寄生虫』(青弓社)では、当館展示の寄生虫蝋模型標本と、その製作者の沼田仁吉氏について一章が割かれています。展示では見られないアングルやライティングで撮影された蝋模型の写真も印象的です。
https://www.seikyusha.co.jp/bd/isbn/9784787234308/

 2冊とも当館ミュージアムショップで販売いたしますので、是非お手に取ってご覧ください。【巖城】

2018年2月1日

ミニ解説会『戌(いぬ)年なので、犬糸状虫(いぬしじょうちゅう)についてお話しします』(2/17)開催のお知らせ


イヌを飼っている方は、犬糸状虫(イヌのフィラリア)のことをご存知でしょう。
そのフィラリアと、3年前にノーベル賞を受賞した大村博士が関係あることを知っていますか?
最近わかってきた、ある細菌と犬糸状虫の密接な関係についてもお話しします。 【巖城】

日時:2018年2月17日(土)
   ① 10:30~ ②13:00~ それぞれ10分程度(2回とも同じ内容)
場所:2階展示室
予約・参加費:不要
講師:巖城 隆(当館研究員)

2018年1月24日

ミニ解説会「カタツムリに寄生するロイコクロリジウム」を開きました

1月20日に、当館でミニ解説会「カタツムリに寄生するロイコクロリジウム」を開きました。ロイコクロリジウムは吸虫の一種で、カタツムリの目を芋虫のような見た目に変えてしまいます。私(脇)が、ロイコクロリジウムに感染したカタツムリの動画や写真を使いながら、その生態や魅力についてお話しました。午前、午後あわせて50名ほどの方にお集まりいただきました。
次回の解説は来月2月の予定です。詳細は当館ウェブサイトでお知らせいたします。【脇】


2018年1月14日

特別展「100年前の寄生虫教育 ― 藤浪 鑑が講義に使った掛図」を開催


 1月13日から、日本住血吸虫を人体から初めて発見したことで知られる病理学者 藤浪鑑が、今からおよそ100年前、京都大学医学部教授時代に寄生虫学の講義に使っていた掛図9点(複製)を展示しています。ズビニ鉤虫(十二指腸虫)、ヒゼンダニ(疥癬虫)の拡大図や、肝蛭(吸虫類)の各発育段階の図など、当時の医学寄生虫学の様子や講義内容をうかがい知ることができる貴重な資料です。本企画終了後の4月下旬から、改めて藤浪による日本住血吸虫の発見、日本住血吸虫症の撲滅に向けた取り組みを紹介する特別展を予定しています。【巖城】

http://www.kiseichu.org/event

2018年1月8日

予告:ミニ解説会「カタツムリに寄生するロイコクロリジウム」

ロイコクロリジウムという寄生虫を知っていますか?この虫は、カタツムリの目をイモムシのような見た目に変えてしまいます。カタツムリの寄生虫の研究者が、この虫を詳しく解説します。【脇】

日時:1月20日(土)①10:30~ ②13:00~(2回とも同じ内容です)
場所:1階展示室(開始時刻にお集まりください)
予約・参加費:不要
講師:脇 司(研究員)