2020年10月21日

港区立みなと科学館 企画展『みんなでえがく たべものがたり展』に協力

 港区立みなと科学館では、10月14日(水)から11月23日(月・祝)まで企画展『みんなでえがく たべものがたり展』が行われています。「未来の食べもの」というテーマで、現在開発されている食べものにまつわる科学や技術が紹介されています。
 サバの陸上養殖の紹介の中にアニサキスに関する展示があり、当館はアニサキス幼虫の標本と写真の提供で協力しています。【巖城】

港区立みなと科学館
企画展『みんなでえがく たべものがたり展』
https://minato-kagaku.tokyo/event/みんなでえがく たべものがたり展/

2020年10月9日

深海調査航海に参加しました

 9月30日から10月5日まで、岩手県大槌町沖で実施された深海調査(新青丸 KS-20-15次航海)に参加しました。久しぶりの野外調査です。期間中ずっと船内で生活することになるため、事前に新型コロナウイルスのPCR検査を受け、陰性とわかってからの乗船でした。

 航海中には、水深90~1850 mの海底から底引き網を使って生物を採集しました。カニのお腹に付くフクロムシ(画像3枚目矢印)やクモヒトデに付くハナゴウナ科の巻貝など、様々な寄生生物が得られました。深海に棲む種類は初めて見るものも多く、研究を進める上で重要になりそうです。【高野】

底引き網を用いた調査
フクロムシ(矢印)