2018年2月28日

ミニ解説会『100年前の寄生虫教育 ― 藤浪 鑑が講義に使った掛図』(3/10)開催のお知らせ


 特別展示「100年前の寄生虫教育 ― 藤浪 鑑が講義に使った掛図」のミニ解説会を行います。藤浪 鑑(ふじなみ あきら)が日本住血吸虫を人体から初めて発見したころ、京都大学ではどんな講義が行われていたのでしょうか。講義に使われていた掛図のうち、寄生虫に関するものを使ってお話しします。


日時:2018年3月10日(土)
   ① 10:30~ ②13:00~ それぞれ10分程度(2回とも同じ内容)
場所:1階展示室
予約・参加費:不要
講師:小川和夫(当館館長)

2018年2月18日

ミニ解説会「戌年なので、犬糸状虫についてお話しします」を開催しました


 2月17日に、ミニ解説会「戌年なので、犬糸状虫についてお話しします」を、2階展示室の犬糸状虫(イヌのフィラリア)展示の前で行ないました。犬糸状虫の一生や、ノーベル賞を受賞した大村・ウィリアム両博士と駆虫薬イベルメクチンのこと、犬糸状虫症の新しい治療法と細菌ボルバキアの関係などをお話ししました。午前・午後合わせて約35名がいらっしゃいました。
 次回の予定は3月です。当館ウェブサイトでお知らせいたします。【巖城】

2018年2月12日

目黒区内の小・中学校の砂場の寄生虫卵調査(冬季)を実施


 2月8日・9日に目黒区内の小・中学校の砂場の寄生虫卵調査を実施しました。昨年8月の調査と同じ5校を訪問し、砂を採取しました。実験室では、試験管に入った砂を比重1.2の液体で処理し、液面に浮いた寄生虫卵を採集して顕微鏡で観察します。実際には、花粉や植物の破片など寄生虫卵ではない物が多数見つかるので、鑑別には苦労しています。(上の写真に寄生虫卵はありません。) 【巖城】

2018年2月2日

新刊『増補版 寄生蟲図鑑』と『日本のムラージュ』のご紹介


 目黒寄生虫館が関わった2冊の本が先月末に発売されました。

 『増補版 寄生蟲図鑑 ふしぎな世界の住人たち』(講談社)は当館研究者が監修しました。掲載された寄生虫は前版(飛鳥新社)の38から50に増え、内容も若干改訂されています。ショッキングピンクの表紙が思わず人目を惹きます。
http://bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=9784061531611

 『日本のムラージュ 近代医学と模型技術 皮膚病・キノコ・寄生虫』(青弓社)では、当館展示の寄生虫蝋模型標本と、その製作者の沼田仁吉氏について一章が割かれています。展示では見られないアングルやライティングで撮影された蝋模型の写真も印象的です。
https://www.seikyusha.co.jp/bd/isbn/9784787234308/

 2冊とも当館ミュージアムショップで販売いたしますので、是非お手に取ってご覧ください。【巖城】

2018年2月1日

ミニ解説会『戌(いぬ)年なので、犬糸状虫(いぬしじょうちゅう)についてお話しします』(2/17)開催のお知らせ


イヌを飼っている方は、犬糸状虫(イヌのフィラリア)のことをご存知でしょう。
そのフィラリアと、3年前にノーベル賞を受賞した大村博士が関係あることを知っていますか?
最近わかってきた、ある細菌と犬糸状虫の密接な関係についてもお話しします。 【巖城】

日時:2018年2月17日(土)
   ① 10:30~ ②13:00~ それぞれ10分程度(2回とも同じ内容)
場所:2階展示室
予約・参加費:不要
講師:巖城 隆(当館研究員)