2018年6月22日

当館ウェブサイトで「はらのむし通信」バックナンバーを公開しました

 6月21日から、定期刊行物「むしはむしでも はらのむし通信」のバックナンバーのうち、第180号(2000年)から第190号(2010年)をPDFファイルとして公開いたしました。下記のアーカイブのページから閲覧およびダウンロードができます。今後も順次、バックナンバーを公開する予定です。
 それ以前に当館の近況をお伝えしてきた「目黒寄生虫館月報」「目黒寄生虫館ニュース」も閲覧・ダウンロードできます。

https://kiseichu-archives.blogspot.com/p/blog-page_98.html

 ミュージアムショップでは現在、第194号(2014年)以降を販売中です。遠方のかたにはDM便でお送りすることもできますので、こちらもよろしくお願いいたします。

https://www.kiseichu.org/publication

【巖城】

2018年6月17日

ミニ解説会『フタゴムシの不思議』を開催しました


 6月16日にミニ解説会「フタゴムシの不思議」を1階展示室で開催しました。小川館長が、フタゴムシの仲間は世界に50種近くいて、それぞれ違う種類の淡水魚に寄生すること、2匹のフタゴムシが体をひねって、腹側の吸盤と背中側の突起を合わせて互いに融合し、消化管や神経までつながってしまうことなどをお話ししました。午前・午後合わせて約40名の皆様にお集まりいただきました。
 次回は7月の予定です。日時・内容は当館ウェブサイトでお知らせいたします。【巖城】

2018年6月16日

山口左仲博士の論文原図展示を入れ替え


 6月15日に2階展示室の「山口左仲博士が論文に使った原図」展示の入れ替えを行いました。今回は鳥類に寄生する吸虫類と、魚類に寄生する寄生性甲殻類の原図を公開しています。
 吸虫類の原図は、鳥類の消化管に寄生する棘口吸虫類を中心に選びました。この仲間は、頭部に短い棘の並ぶ襟(collar)があるのが特徴です。甲殻類では、スケトウダラのえらに寄生し、細長い首を心臓まで伸ばして宿主から吸血するヘモバフェス(Haemobaphes diceraus*)の図もあります。
 中央のアクリルケースには、ハシボソガラスに寄生する吸虫 オズワルドイア(Oswaldoia corvi)のプレパラート標本を展示しています。この吸虫の原図と合わせてご覧ください。
 日本の寄生虫分類学を切り開いた山口博士の並外れた研究への熱意と、それを支えた腕の良い画工たちの技を感じていただければ幸いです。【巖城】

*) 展示では「Haemobaphes theragrae」と表記しましたが、これは山口博士の当時の論文記載に合わせています。

2018年6月4日

ミニ解説会「フタゴムシの不思議」開催(6/16)


 次回の解説会は、2匹の寄生虫が出会うと合体することで有名なフタゴムシです。初代館長 亀谷 了が長年研究していたことで知られています。とても変わった寄生虫ですが、実はフタゴムシの仲間は世界に50種近くもいるのです。今回は、不思議な寄生虫、フタゴムシについてお話しします。

日時: 2018年6月16日(土)①10:30〜 ②13:00〜 それぞれ10分程度(2回とも同じ内容)
場所: 1階展示室
予約・参加費: 不要
講師: 小川 和夫(館長)

2018年6月3日

日本貝類学会大会で発表

5月25日に東京大学総合研究博物館において日本貝類学会若手の会が開催され,当館研究員の高野(私)が世話人として運営に携わり,研究員の脇がカタツムリの寄生虫研究を紹介しました。また全国の若手研究者と情報交換を行いました。
5月26日・27日には東京海洋大学品川キャンパスにおいて日本貝類学会創立90周年記念大会が開催され,上記研究員2名がそれぞれ次の演題で口頭発表とポスター発表を行いました。【高野】

・脇 司「ナンバンマイマイ科貝類を中間宿主とする吸虫Brachylaima属の1種について」(口演)
・高野 剛史「センマイドオシ科貝類の形態,繁殖様式および系統的位置」(ポスター)


2018年5月20日

ミニ解説会『寄生虫の卵のはなし』を開催しました


 5月19日に、ミニ解説会「寄生虫の卵のはなし」を2階展示室の蝋模型標本展示の前で行いました。寄生虫卵には様々な形や大きさがあること、それらが検査に役立つこと、低温や消毒薬には強いが、直射日光や高温には弱いこと、数千年~数百年前の遺跡で見つかる寄生虫卵から当時の暮らしがわかることなどをお話ししました。午前は約30名、午後は約20名の皆様にお越しいただきました。
 次回は6月の予定です。当館ウェブサイトでお知らせいたします。【巖城】

2018年5月5日

ミニ解説会「寄生虫の卵のはなし」(5/19)のお知らせ


 3月に寄生虫の蝋模型標本の展示が新しくなりました。この中には、色々な寄生虫の卵の模型があります。今回は、寄生虫の卵の様々な形や、あまり知られていない性質についてお話しします。

日時: 2018年5月19日(土)①10:30〜 ②13:00〜 それぞれ10分程度(2回とも同じ内容)
場所: 2階展示室
予約・参加費: 不要
講師: 巖城 隆(当館研究員)

2018年5月4日

特別展「藤浪 鑑展: 資料で見る100年前の日本住血吸虫病研究」を開催


 明治期に日本住血吸虫病に取り組んだ病理学者 藤浪鑑は、この寄生虫を人体から初めて発見し、ある実験を通じて感染経路の証明にいたりました。5月3日から始まった本特別展では、京都大学に残されていた膨大な資料の中から、約100年前に藤浪博士が行った研究を紹介します。特別展の展示資料は撮影不可ですが、一部の資料(複製)は手に取って見ることができます。 【巖城】

https://www.kiseichu.org/event