2021年7月25日

新青丸による調査航海に参加しました

 7月16日から21日まで、茨城県沖~相模湾で実施された深海調査(新青丸KS-21-14次航海)に参加しました。昨年10月の航海と同様、事前に新型コロナウイルスのPCR検査を受け、陰性とわかってからの乗船でした。
 航海中には、水深300~3500 mの海底から底引き網を使って生物を採集しました。水深3500 mを調査するためには、船からワイヤーを4500 m以上繰り出す必要があり、1回5時間ほどかかります。
 2枚目の写真は、魚(ソコダラの仲間)に寄生する大きなカイアシ類です。寄生虫を含め、深海には普段目にしないような生物がたくさんいてよい刺激になります。【高野】

2021年7月22日

京都大学総合博物館 2021年度企画展『医師になる!-京都大学の医学教育-』に協力




 京都大学総合博物館では、明治から現代にいたる医学教育とその教材をテーマにした企画展『医師になる!-京都大学の医学教育-』を、7月21日(水)から10月10日(日)まで開催しています。京都大学には、日本住血吸虫の研究で有名な藤浪鑑博士の資料が多数収蔵されています。当館は同展に共催し、藤浪が講義に使用した掛図や当時の寄生虫学研究に関する解説を担当するとともに、日本住血吸虫とミヤイリガイの標本の提供で協力しています。【巖城】

2021年度企画展『医師になる!-京都大学の医学教育-』
http://www.museum.kyoto-u.ac.jp/special/20210721/

2021年7月17日

しながわ水族館 夏の特別展『にょろにょろ展』に協力



 創立30周年を迎えるしながわ水族館では、"すえながく"から転じて「にょろにょろした生き物」をテーマにした夏の特別展『にょろにょろ展』を、7月17日(土)から9月26日(日)まで開催中です。
 当館はアニサキスの幼虫・成虫、日本海裂頭条虫の標本の提供で協力しています。【巖城】

しながわ水族館 夏の特別展『にょろにょろ展』
https://www.aquarium.gr.jp/info/3050/

2021年6月30日

山口左仲博士の論文原図展示の更新



 目黒寄生虫館では、日本の寄生虫分類学の大家である山口左仲博士が残した論文や図版の原稿などの資料を多数保管し、一部を2階展示室で順次公開しています。
 6月27日の閉館後に「山口左仲博士が論文に使った原図」の展示更新を行いました。今回の展示は、1930年代に描かれた鳥類・哺乳類・爬虫類に寄生する吸虫の原図です。また、牛の第一胃に寄生する吸虫Fischoederius elongatusの実物標本も展示しています。山口博士が遺した精細な原図を是非ご覧ください。【巖城】

2021年6月24日

ミニ特別展「生体展示 ロイコクロリジウムの幼虫」開催(6/24)のお知らせ

 6月24日から、ロイコクロリジウム(Leucochloridium属の吸虫)の幼虫の生体展示を始めました。これは沖縄県・久米島で採集された巻貝のオカモノアラガイに寄生していたものです。
 ロイコクロリジウムの幼虫はオカモノアラガイの触角内で活発に動き、鳥に見つけられやすくするという生態で知られています。幼虫が発育すると宿主の貝に負担がかかるようで、あまり長期間飼育することができません。
 この機会に、幼虫が実際に動く様子を、是非ご自分の目でお確かめください。ポスターで最新の知見も紹介しています。【巖城】