2026年2月6日

小児感染症ハイレベルセミナーで講師を務めました

 このセミナーは小児感染症学会が主催で、同学会の学会認定専門医(学会が認めた高度な知識と技術、経験をもつ医師、歯科医師)を目指す先生方の集まり。今年で第4回を迎えました。2例の症例検討会(過去の症例について、患者さんの背景、病状、治療、その結果等の報告を受けて意見交換するもの)のあと、寄生虫ワークショップを行いました。当館から液浸標本、寄生虫卵の拡大模型、プレパラートなどを持参して楽しく実習していただきました。先生方が顕微鏡を使う機会はほとんどないとのこと。それでもジアルジア、肺吸虫卵、日本海裂頭条虫など、次々に種類を言い当てる先生もいらして驚きました。ほぼ満足していただいたものと考えております。【倉持】

香港からの大学院生ご来館

 去る1月23・24日、香港嶺南大学歴史学部の傅嘉英(フー・ジャーイン)さんが資料調査のためにご来館になりました。フーさんのご専門は、東アジアの科学史、近代中国史、日中交流史で、今回の調査は、中国建国初期に日本の科学者・医学者が果たした役割、特に日本住血吸虫症対策への助言と貢献がテーマでした。この研究テーマには、当館が所蔵する資料は欠かせません。1956年に渡中した小宮義孝博士(国立予防衛生研究所寄生虫部長(当時)、現在の国立感染症研究所)と、翌年に第2次訪中医学使節団を率いた大鶴正満博士(琉球大学教授(当時))の論文や書籍、30点あまりを調査しました。わずか2日間の滞在でしたが、実りの多い調査だったにちがいありません。大満足でお帰りになりました。【倉持】

2026年1月22日

視察研修@韓国に参加

 1月13~19日にかけて、全国科学博物館協議会が主催する海外科学系博物館視察研修に参加し、韓国のソウル・木浦・光州で計8施設を訪れました。国立館はどれも巨大で、VRやプロジェクションマッピング、透過型タッチパネル、AIなど、最新のデジタル技術をふんだんに取り入れていました。魅力的ですが、国などによる相当な支援がないと導入は難しいだろうな、という印象を受けました。
 自主研修日には、韓国健康管理協会(Korea Association of Health Promotion, KAHP)が運営する寄生虫博物館を訪れました。標本がきれいに並べられており、寄生虫の多様性、韓国における寄生虫症の過去と現在、食品から感染しうる寄生虫などが解説されていました。入館無料で日本語の音声ガイドもありますので、ソウルを訪れた際は是非足を運んでみてください!【高野】

2025年12月13日

Vegetable Recordのアーティストと対談


  Vegetable Recordの三上 僚太氏と林 翔太郎氏は、館内の音環境デザインプロジェクトで楽曲を作成いただいたアーティストです(詳細は本ブログ8月29日のポスト[https://kiseichukan.blogspot.com/2025/08/blog-post_29.html]をご覧ください)。12月9日に、お二人と館長の倉持、私(高野)とで、今回のプロジェクトの経緯や狙い、曲のコンセプトなどについて対談を行いました。休館日でしたので、展示室に机と椅子をならべてお話ししました。詳細は、後日Vegetable RecordのHP(https://www.vegetablerecord.com/)で公開される予定です。お楽しみに!【高野】

写真:AKINORI TANAKA

2025年12月11日

ライアン・ヘシンガー教授が来館


 12月7日、アメリカのサンディエゴにあるスクリップス海洋研究所のライアン・ヘシンガー教授(Prof. Ryan Hechinger)が来館しました。館内を見学の後、この機会に是非ということでセミナーをしていただきました。 ヘシンガー教授は、吸虫の幼虫(レジア)における社会性の発見などの業績がある、寄生虫生態学の著名な研究者です。社会性研究の過程や新たなアプローチなどを紹介いただき、大変勉強になりました。
 このセミナーは、ヘシンガー教授と長年共同研究をされている高知大学の三浦 収教授の呼びかけで実現しました。当日は、当館研究員と小川名誉館長をはじめ、滋賀県立大学の浦部美佐子教授、東邦大学の脇 司准教授、京都大学の土田華鈴助教、北海道大学の大学院生の三浦健太郎氏も参加し、大いに盛り上がりました。【高野】