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| 写真1.マルチプルコアラー |
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| 写真2.底引き網で得られた生物 |
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| 写真3.シダムシの一種 |
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| 写真1.マルチプルコアラー |
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| 写真2.底引き網で得られた生物 |
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| 写真3.シダムシの一種 |
四吻目条虫の専門家は日本にはほとんどおらず、日本周辺のこの条虫類の状況はほぼ知られていません。その解明がパーム博士の20年前からの目的です。そのために、多種多様な魚類の寄生虫標本の蓄積である山口左仲博士標本コレクションは大変重要です。
パーム博士は事前に準備した400枚以上の標本について次々と観察と種同定を行い、ノートPCの論文原稿に同定結果や標本データをすぐに書き込むという、その手際の良さは見事なものでした。それらの観察を終えると、標本庫で未登録標本から四吻目と思われるものを選び出し、更に50枚以上の標本を観察しました。古い標本のラベルやカードの多くは日本語の手書きなので、それを読んで訳すという作業で私もお手伝いしました。
9月19日には小川和夫名誉館長と、元・広島大学教授の長澤和也博士がパーム博士に会うため来館されました。お二人は魚類寄生虫の専門家です。長澤博士はパーム博士が学生の頃からのお知り合いで、今回は20年ぶりの対面でした。小川名誉館長の条虫標本を観察しながら、四吻目の種同定のポイントを教わりました。
当館の標本が関わった論文は近いうちに投稿される予定です。また、パーム博士は数年内に四吻目条虫の全種を載せた本を書くつもりということなので、これも大変楽しみです。【巖城】
2階展示室の「山口左仲博士が論文に使った原図」展示が9月2日から新しくなりました。
魚類および鳥類に寄生する吸虫類に関する論文3編(1934年・1935年)の図版から選びました。中央アクリルケースには、京都の、今はもう無い巨椋池(おぐらいけ)のクイナの小腸から、山口博士が約90年前に採集した吸虫類
Echinostoma ralli
のプレパラート標本を展示しました。その掲載論文別刷のコピーも展示しているので、合わせてご覧ください。
今回の展示は、8月26日から30日に行われた博物館実習の一環として、実習生が選んだ図版をパネルにレイアウトし、展示室に設置したものです。実習生の皆さん、お疲れさまでした。【巖城】