2026年2月23日

全科協の総会で研修報告


 2月17日、全国科学博物館協議会(全科協)の総会が国立科学博物館(茨城県つくば市)で行われました。ハイブリッド開催で、現地には全国の科学博物館関係者107名が集い、当館からは館長の倉持と私(高野)が参加しました。私は、1月に参加した海外科学系博物館視察研修(韓国、https://kiseichukan.blogspot.com/2026/01/blog-post.html)について報告しました。20分という限られた時間でしたが、訪問した6館についてご紹介しました。【高野】

2026年2月20日

練馬区立リサイクルセンターで講演

 2月16日に練馬区立春日町リサイクルセンター(東京都)の研修会で、『寄生虫から学ぶ生物多様性』という題で講演しました。参加者はセンターで活動されているボランティアや職員の15名ほどで、60〜70歳代が多く、目黒寄生虫館の名前は知っているが訪れたことはないという方が大半でした。ふだんは環境保全や地球温暖化について学んでいるそうなので、私からは、温暖化によりマラリアは日本で再流行するか?、ハリガネムシと森の生態系の関わりは?など、最近の研究の知見を紹介しながらお話ししました。アニサキス幼虫やサンマの鉤頭虫など身近な魚の寄生虫の標本も持参し、手に取って見ていただきました。【巖城】

2026年2月19日

全国市場食品衛生検査所協議会関東ブロック協議会の皆さんがご来館になりました

 2月12日にご来館になった皆さんは、全国の市場にある食品衛生検査所で働く方々のうち、横浜市の中央卸売市場に事務局を置く関東ブロック協議会の19名様でした。展示見学の前に1時間ほど、アニサキス、クドア、サルコシスティスなどの寄生虫による食中毒についてレクチャーしました。これらの寄生虫は、2012(平成24)年の食品衛生法施行規則の一部改正で、新たに食中毒の原因微生物として追加されました。そのため2013年以降、それまで「その他の食中毒」としてまとめられていたものが、各寄生虫ごとの件数・患者数が公表されるようになりました。2013年を境に食中毒の報告数がどのように変化したか、などについてお話しし、大変熱心に聞いていただきました。【倉持】

シンポジウム「地方病との闘い」で講演しました

 去る2月7日、山梨県の主催でシンポジウム「地方病との闘い」が開催されました(やまなしプラザ)。これは、甲府盆地にかつて流行していた地方病(日本住血吸虫症)の流行終息宣言30周年を記念して開かれたもので、私は山梨県から招かれ「山梨県における地方病制圧史」について講演するとともに、パネルディスカッションに参加しました。当日は天気が悪いなか150名近い方々にお集まりいただきました。講演では、本症制圧に尽力された地元のお医者様たちの活躍を中心に制圧への道のりを辿りました。パネルディスカッションは、山梨県衛生公害研究所(現在の衛生環境研究所)で活躍された薬袋(みない)勝先生ほか4名で行いました。薬袋先生からまだ本症が流行していた頃のお話しを伺ったり、会場からご質問をいただいたり充実した時間を過ごしました。特に本症制圧に際して行われた、薬を撒いたり水路をコンクリート化したりといった環境問題にご質問が集中し、皆さんの環境意識の高さが覗われました。【倉持】

2026年2月8日

日本大学の松本淳教授ほか獣医学科 医動物学研究室の皆さんが来館されました

 2月6日に日本大学 生物資源科学部 獣医学科 医動物学研究室の松本 淳教授、増田 絢講師、研究室の皆さんとネパールからの研修生の計11名が見学のため来館されました。展示室をご案内した後、地下の標本庫・書庫などもご案内し、博物館では展示だけでなく研究も行なっていて、収集・保管している標本や資料は研究者に広く利用していただいていることもお話ししました。標本の作製法やシラミ類標本の所在などの質問があり、関心を持っていただけて嬉しく思いました。【巖城】