2024年7月3日

沖縄でヒトデの調査と実験




 6月20日から29日まで琉球大学の瀬底研究施設に滞在し、ヒトデ(とその寄生者)を材料とした生態学的な研究に関わる機会をいただきました。国内だけでなく海外からも、オタゴ大学(ニュージーランド)、シドニー大学(オーストラリア)、ロンドン自然史博物館(イギリス)の研究者が訪れ、多国籍なチームとなりました。今後各国にて、採取したサンプルの詳細な分析が行われます。結果が楽しみです。【高野】

2024年6月20日

地元のイベント「まちまるごと下五(=下目黒5丁目)キャンパス」にゲスト出演しました

 このイベントは目黒区の地域活動団体、不動プロボノネットワークと地元の町内会との共同開催によるもので、「地元のまちが学びの場!」をスローガンに、社会課題とSDGsについて学び、多様な考え方や持続可能な社会について考えるきっかけづくりを目指します。今回(6月9日)は、海洋プラスチック問題に迫るドキュメンタリー映画「プラスチックの海」(クレイグ・リーソン監督・2016年)を観たあと、私が海洋汚染の話題をからめながら、珊瑚礁や南極海、深海を例に生物どうし関わり合いについてご紹介しました。
 小さなお子様からお年寄りまで、70名以上のご参加をいただきました。「海をもっとたいせつにしようよ」というメッセージは届いたでしょうか。 【倉持】

2024年6月19日

顧みられない熱帯病(NTDs)がご専門の先生方がご来館になりました

 去る6月14日、四津里英先生と吉野康恵先生がご来館になりました。四津先生は、米国ニューオリンズのテューレン大学で熱帯医学教室の准教授を務める傍ら、NPO法人クローバーヘルス・インターナショナルを主催し、世界保健機関(WHO)でNTDsのひとつハンセン病の征圧に力を注ぐ皮膚科のドクター。吉野先生は長崎大学熱帯医学・グローバルヘルス研究科の客員研究員で、都立荏原病院の看護師さんです。一時帰国中の四津先生はお忙しい日程の中、以前ともに仕事をされていた吉野先生をお誘いいただいてのご来館です。NTDsの制圧、制圧に向けての教育などについて意見交換し、収蔵庫にご案内して標本・資料の保管状況を視察していただきました。 【倉持】

2024年6月13日

日本大学の松本淳先生と医動物学研究室の皆さんが来館されました

 日本大学 生物資源科学部獣医学科 医動物学研究室 教授の松本 淳先生と専任講師の増田 絢先生、研究室の皆さんとネパールからの研修生の計10名が6月8日に見学のため来館されました。展示室を見ていただいた後、地下や4階の標本庫・書庫・実験室などをご案内し、当館の行なっている資料収集・保管と、研究についてもお話ししました。【巖城】

2024年6月12日

台湾国立成功大学の先生方がご来館になりました

 去る6月6日、辛致煒(シン・ジューウェイ)教授、王浩文(ワン・ハオヴェン)教授、黃仲菁(フワン・チュンチン)助教授がご来館になりました。先生方はそれぞれ、寄生虫学、鯨類学、教育学がご専門です。館内をご見学いただいたあと収蔵庫にご案内し、さらに研究員との意見交換を行いました。とりわけ、公益財団法人という当館の運営形態に興味を示されたようです。
【倉持】