2019年3月31日

退職のご挨拶 【脇 司】

 研究員の脇です。このたび、平成31年3月31日をもちまして目黒寄生虫館を退職することになりました。在職中はたくさんの方にお世話になり、またご来館いただき、誠にありがとうございました。
 4月からは、東邦大学理学部に移ります。場所は変わりますが、引き続き寄生虫の研究を継続し、寄生虫学の発展に今後も貢献していく所存です。【脇】

2019年3月30日

ミニ解説会『ヒトデナカセ:ヒトデを泣かせる寄生貝』開催のお知らせ(4/20)
















 巻貝の仲間にも、他の動物に寄生するものがいることをご存知ですか?ほとんどは硬い殻をもち、一見普通の貝ですが、実は寄生貝ならではの特徴がみられます。今回は、ヒトデを宿主とする巻貝であるヒトデナカセについて、実物標本をお見せしながら紹介します。【高野】

日時: 2019年4月20日(土)
   ①10:30〜 ②13:00〜 それぞれ10分程度(2回とも同じ内容)
場所: 1階展示室
予約・参加費: 不要
講師: 高野剛史(当館研究員)

2019年3月28日

ミニ解説会『奄美クドア』を開催しました


 3月23日にミニ解説会『奄美クドア』を1階展示室で開催しました。当館の小川和夫館長が、魚のブリの筋肉に寄生して商品価値を失わせる「奄美クドア」を中心に、粘液胞子虫と呼ばれる寄生虫の仲間について解説しました。クドアの顕微鏡写真と、某ブランドのモノグラム柄の相似を交えた説明などに参加者は興味を惹かれた様子でした。春休み期間のためか参加者は多く、午前・午後合わせて約65名の方にお越しいただきました。
 次回は4月の予定です。詳しくは、当館ウェブサイトでお知らせいたします。【巖城】

2019年3月27日

東京大学 学生の大島さんが来館


 3月21日に東京大学 医学部医学科の大島 知子さんが、医学部の会報「鉄門だより」の取材のため来館しました。毎月『今月の寄生虫』というコラムを執筆されていて、今回は日本海裂頭条虫の紹介のため、実物を目で見て触れてみたいという申し出でした。さすがに生きた条虫は当館にもありませんので、エタノール固定標本に触れていただきました。コラムが出来上がるのを楽しみにしています。 【巖城】

2019年3月24日

九段フェス2019に参加

 3月21日に、千代田区立九段生涯学習館で「九段フェス2019」が開催され、学習館のサークルの舞台発表やミニ講習会が行われました。この中で、私は「春にちなんだ寄生虫」というタイトルで講演し、桜の名を持つサクラクドアや、サクラマスに幼虫が寄生することがある日本海裂頭条虫についてお話ししてきました。また、ブースでは寄生虫標本の展示解説を行いました。【脇】

九段フェスwebサイトへのリンク:
https://www.kudan-ll.info/event/14603.html

2019年3月23日

第88回日本寄生虫学会大会で発表しました


 3月17日・18日に長崎市で開催された第88回日本寄生虫学会大会で,当館の4名がそれぞれ次の演題で口頭発表あるいはポスター発表を行いました。【巖城】

・小川和夫「ヒラマサに寄生する住血吸虫」(ポスター)
・巖城 隆「日本近海産カツオにおけるアニサキス属線虫類の種組成・ 分布・ 寄生部位」(口演)
・脇 司「日本のナメクジ科陸貝に寄生する Phasmarhabditis 属線虫の分布と病害性」(口演)
・髙野 剛史「海産寄生性腹足類の進化史研究: 棘皮動物を宿主とするハナゴウナ類の例」(ポスター)

2019年3月17日

超異分野学会に参加

3月8日から9日にかけて、新宿で「第8回超異分野学会」が開催されました。口頭発表とポスターのセッションで、私がナメクジに寄生する線虫について研究発表をしてきました。この発表は、平成30年度に私がいただいたリバネス研究費 自然史研究奨励賞の報告も兼ねています。
会場では、実際に生きたナメクジと線虫を参加者に見ていただきました。研究成果の一部は、学術誌の論文として今後発表する予定です。【脇】

第8回 超異分野学会 本大会のwebサイト:

2019年3月14日

アクアマリンふくしまのイベント(キッズプログラム)に協力


 アクアマリンふくしま(ふくしま海洋科学館)で、3月9日(土)にキッズプログラム『シリーズ「恐い生き物たち」〜魚の寄生虫〜』が開催されました。このイベントには、当館からアニサキス成虫や単生虫の標本の貸し出しで協力しました。

 詳しくはアクアマリンふくしまのウェブサイトをご覧ください。
 https://www.aquamarine.or.jp/programs-category/kids-programs/

2019年3月13日

横須賀市主催の講演会

 
 3月7日に、横須賀市健康部主催で一般消費者の方々向けの講演会「食のセミナー2019」がありました。まず、お刺身など魚の生食による寄生虫による食中毒のリスクについて解説しました。次に、人に感染することはないものの、寄生虫がいるために見た目が悪くなり、魚の商品価値を下げてしまう寄生虫を紹介しました。アニサキスなど、寄生虫の標本も見ていただきました。参加者は44名で、食の安全に関心が高いことを実感しました。 【小川】

2019年3月9日

ミニ解説会『奄美クドア』開催のお知らせ(3/23)



 クドアは粘液胞子虫と呼ばれる寄生虫の仲間です。最近、食中毒を起こすヒラメのクドアが問題になっていますが、今回は、ブリの筋肉に寄生して商品価値を失わせる粘液胞子虫、奄美クドアについて、当館1階に展示されている実物標本を使って解説します。 【小川】

日時:2019年3月23日(土)
   ①10:30~ ②13:00~ それぞれ10分程度(2回とも同じ内容)
場所:1階展示室
予約・参加費:不要
講師:小川和夫(当館館長)