2021年12月18日

白陵高校(兵庫県)の神尾祐輔先生と生物部の生徒さん2名が来館

 12月15日・16日に、兵庫県の白陵高校の神尾祐輔先生と生物部の生徒2名が来館しました。当館の展示室を観覧した後、2日間にわたって、山口左仲博士が60年近く前にハワイの魚類から新種記載した単生類の標本を観察し、熱心に写真撮影、スケッチ、計測などを行いました。【巖城】

2021年12月9日

寄生貝調査で鹿児島へ

 12月2日から7日まで、鹿児島で寄生貝調査を行いました。大潮でしたが、冬は干潮が夜中なので、調査にでるのは日付が変わったあたりから明け方にかけてになります。昼間は調査地の下見をしたり、鹿児島大学の先生にお世話になり、サンプルを採っていただいたりしました。

鹿児島と言えば、な場所の一つ。桜島。

 クモヒトデの仲間であるテヅルモヅルに寄生する貝を一番の目的にしていました。無事採れたのですが、これは研究発表後にお知らせということで。代わりと言ってはなんですが、写真はコシダカウニに寄生していた種類です。こちらも日本からの報告は少ないのではと思います。
夜の調査は、思いがけずいろいろな生物に出会えることも魅力です。今回は、手のひらサイズのイセエビ類に遭遇しました。体に対する髭の長さにびっくりです。【高野】

コシダカウニの寄生貝

イセエビ類。まだ若い個体と思われます。


2021年12月1日

おうちで博物館ツアー YouTubeで配信中

 去る11月21日、大阪府の八尾市立しおんじやま古墳学習館が開催した しおんじやま学び場オンライン、おうちで博物館ツアーに目黒寄生虫館が登場しました。今回はその第6弾、「盆栽!寄生虫!世界一小さな科学館!関東のおすすめ博物館編」です。当館と共演したのは、「さいたま市大宮盆栽美術館」と神奈川県逗子市にある「理科ハウス」で、個性派ばかり。それぞれ学芸員さんや館長さんが当館自慢を披露しました。しおんじやま古墳学習館の福田和浩館長さんとの楽しいトークタイムもありました。ライブ配信には141人もの方々にご参加をいただきましたが、その動画がYouTubeでアーカイヴ配信されています。私(倉持)も思い切り当館自慢をいたしましたので、どうぞご覧になってください。【倉持】

https://www.youtube.com/watch?v=SMSV0T_xdBA

八尾市立しおんじやま古墳学習館のホームページはこちら
https://racco-taiken.com/sionji/

2021年11月27日

科博でクジラの胃の調査


 11月25日、国立科学博物館筑波研究施設で、ストランディングしたコマッコウの胃を調べる機会をいただき、当館から私(高野)がアニサキス類狙いで参加しました。が、通常は仕分け切れないほどいるというアニサキス類がほとんどおらず。お世話になった鯨類研究者の方からも「高野さん、もってないねー」をいただいてしまいました。自然が相手なので、いつもうまくいくとは限りません。
 クジラの調査は初めてだったので、大変良い経験になりました。機会があればリベンジしたいと思います。【高野】

2021年11月21日

小笠原で寄生貝調査(後編):父島

調査の後半は父島に滞在しました。海岸から少し泳ぐとサンゴ礁が発達しており、様々な動物がみられます。

ご紹介するのは、ウニ寄生の巻貝の中でも特に変わった種類です。
バクダンウニトゲヤドリニナは、バクダンウニの棘を変形させ、その中で暮らしています。棘の中には卵がたくさん産みつけられており、棘に開いた僅かな隙間から幼生が放出されます。小笠原の中でも限られた場所でしか報告がなく、今回はこの貝を採りに行ったと言っても過言ではありませんでした。同行者の協力もあり、何とか得ることができました。今後の観察と研究が楽しみです。(*本種の採集は、東京都と環境省の許可を得て行っています)

バクダンウニトゲヤドリニナに寄生された棘。矢印の先に細長い穴が開く。

棘の中に巻貝が棲む。丸いものは貝の卵塊。

余談ですが、島のいたるところに、外来種のグリーンアノールというトカゲの仲間や野猫を捕獲する罠が設置されていました。父島は小笠原の玄関口なので、外来種対策は大変だと思います。在来の生物を守るための努力を実感しました。【高野】

グリーンアノール捕獲用の罠


2021年11月18日

小笠原で寄生貝調査(前編):母島

 11月5日から16日まで、小笠原諸島で寄生貝の調査を行いました。といっても、船で24時間かかるので初日と最終日は船中泊です。実際に調査を行ったのは10日間でした。

おがさわら丸乗船

ははじま丸

 父島到着後、まず母島へ向かいました。乗り継ぎをしてもう2時間の船旅です。3日間滞在しましたが、雨風が強く、思うようにいかない日もありました。それでも、主に刺胞動物に寄生する貝類が多数採集できました。
 写真はスナギンチャク類に寄生するサンゴヤドリガイとクルマガイの仲間です。この2つの貝同士は近い仲間ではありませんが、同じ種類のスナギンチャクに寄生しているのが見つかりました。

カゴメサンゴヤドリ(矢印)

ヒクナワメグルマ(矢印)

母島は山・海とも自然豊かな場所ですが、太平洋戦争の遺構も多く遺されており、歴史を感じることもできる島でした。【高野】

砲台跡地

2021年11月12日

東大医科研マラリア免疫学分野の皆さんが来館されました

 11月10日、東京大学医科学研究所 感染・免疫部門 マラリア免疫学分野のジェヴァイア・チョバン教授、ミシェル・スー・ジャン・リー助教ほか大学院生の皆さんが来館されました。世界三大感染症の一つであるマラリアから人々を守り、根絶に向けて免疫学の研究を行い、治療薬やワクチンの開発を目指す皆さんです。チョバン先生の研究室はたいへん国際色豊かで、ほとんどが海外からの留学生さんですが、スマートフォンでQRコードをスキャンすれば多国語の解説を読むことができます。標本と展示解説を楽しんでいただきました。私も大学院生の時には医科研に通っていたので、たいへん懐かしく思いました。【倉持】

東京大学医科学研究所マラリア免疫学分野 | Welcome to Malaria Immunology Laboratory

2021年10月31日

第80回日本寄生虫学会東日本支部大会に参加しました

オンライン発表する佐田研究員

     オンライン発表する佐田研究員


 10月30日に、日本寄生虫学会東日本支部大会壬生町大会(大会長:獨協医科大学医学部 川合 覚 教授)に参加しました。当館からは以下の2名が最新の研究成果を発表しました。

佐田直也『Rhabdiasidae科線虫の系統分類学的研究』
倉持利明『Specificity Indexを用いた日本近海産魚類に寄生する二生吸虫類の宿主特異性の評価』

 昨年の同支部大会はコロナ渦により中止を余儀なくされましたが、今年は万全の感染症対策を講じてオンライン開催で実施されました。学会でしか会えない研究仲間もたくさんいるものです。早く対面で開催ができる日が来ることを願ってやみません。【倉持】

2021年7月25日

新青丸による調査航海に参加しました

 7月16日から21日まで、茨城県沖~相模湾で実施された深海調査(新青丸KS-21-14次航海)に参加しました。昨年10月の航海と同様、事前に新型コロナウイルスのPCR検査を受け、陰性とわかってからの乗船でした。
 航海中には、水深300~3500 mの海底から底引き網を使って生物を採集しました。水深3500 mを調査するためには、船からワイヤーを4500 m以上繰り出す必要があり、1回5時間ほどかかります。
 2枚目の写真は、魚(ソコダラの仲間)に寄生する大きなカイアシ類です。寄生虫を含め、深海には普段目にしないような生物がたくさんいてよい刺激になります。【高野】

2021年7月22日

京都大学総合博物館 2021年度企画展『医師になる!-京都大学の医学教育-』に協力




 京都大学総合博物館では、明治から現代にいたる医学教育とその教材をテーマにした企画展『医師になる!-京都大学の医学教育-』を、7月21日(水)から10月10日(日)まで開催しています。京都大学には、日本住血吸虫の研究で有名な藤浪鑑博士の資料が多数収蔵されています。当館は同展に共催し、藤浪が講義に使用した掛図や当時の寄生虫学研究に関する解説を担当するとともに、日本住血吸虫とミヤイリガイの標本の提供で協力しています。【巖城】

2021年度企画展『医師になる!-京都大学の医学教育-』
http://www.museum.kyoto-u.ac.jp/special/20210721/

2021年7月17日

しながわ水族館 夏の特別展『にょろにょろ展』に協力



 創立30周年を迎えるしながわ水族館では、"すえながく"から転じて「にょろにょろした生き物」をテーマにした夏の特別展『にょろにょろ展』を、7月17日(土)から9月26日(日)まで開催中です。
 当館はアニサキスの幼虫・成虫、日本海裂頭条虫の標本の提供で協力しています。【巖城】

しながわ水族館 夏の特別展『にょろにょろ展』
https://www.aquarium.gr.jp/info/3050/

2021年6月30日

山口左仲博士の論文原図展示の更新



 目黒寄生虫館では、日本の寄生虫分類学の大家である山口左仲博士が残した論文や図版の原稿などの資料を多数保管し、一部を2階展示室で順次公開しています。
 6月27日の閉館後に「山口左仲博士が論文に使った原図」の展示更新を行いました。今回の展示は、1930年代に描かれた鳥類・哺乳類・爬虫類に寄生する吸虫の原図です。また、牛の第一胃に寄生する吸虫Fischoederius elongatusの実物標本も展示しています。山口博士が遺した精細な原図を是非ご覧ください。【巖城】

2021年6月24日

ミニ特別展「生体展示 ロイコクロリジウムの幼虫」開催(6/24)のお知らせ

 6月24日から、ロイコクロリジウム(Leucochloridium属の吸虫)の幼虫の生体展示を始めました。これは沖縄県・久米島で採集された巻貝のオカモノアラガイに寄生していたものです。
 ロイコクロリジウムの幼虫はオカモノアラガイの触角内で活発に動き、鳥に見つけられやすくするという生態で知られています。幼虫が発育すると宿主の貝に負担がかかるようで、あまり長期間飼育することができません。
 この機会に、幼虫が実際に動く様子を、是非ご自分の目でお確かめください。ポスターで最新の知見も紹介しています。【巖城】

2021年6月2日

芽殖孤虫のゲノム研究が論文になりました

 この研究は、私(倉持)が前職(国立科学博物館)中に宮崎大学、東京慈恵会医科大学ほかとの共同で行ったもので、国際学術誌Communications Biologyオンライン版で公開されました。芽殖孤虫とはヒトに芽殖孤虫症を引き起こす珍しいサナダムシの仲間です。世界での症例数はわずか18例、そのほとんどが死亡例で、特に奇妙なのは成虫が見つかっていないこと、幼虫が無秩序な出芽によって増えること、寄生は皮下をはじめ全身におよぶこと、さらに日本での症例がやや多いことです。研究には、1981年にベネズエラの症例から得られた虫を、マウスの腹腔内で生きたまま維持したものを用い、次世代シーケンサーと最先端のバイオインフォーマティックスを駆使しました。

詳しい内容はこちら
https://www.kahaku.go.jp/procedure/press/pdf/634985.pdf

論文へのアクセスはこちら
https://www.nature.com/articles/s42003-021-02160-8

 芽殖孤虫は目黒寄生虫館で見られます。国立科学博物館の特別展「大地のハンター展」(6月13日まで。要予約)でも展示しています。【倉持】

芽殖孤虫:目黒寄生虫館の展示標本

芽殖孤虫:目黒寄生虫館の展示標本

2021年5月23日

特別展「貝なのに寄生虫? 寄生巻貝の多様性と起源」開催のお知らせ(6/2〜)


 巻貝にも寄生性のものがいることをご存知でしょうか?寄生虫の中ではマイナーな存在ですが、数千種が知られています。形や生態が様々で、また寄生虫では珍しく化石が残りやすいため、興味深い存在です。今回の特別展では、寄生巻貝の多様性や生き様を、最新の研究結果を交えてご紹介します。【高野】

期間:2021年6月2日(水)〜10月31日(日)
場所:1階 特別展示スペース・情報コーナー

https://www.kiseichu.org/event

2021年4月24日

第90回日本寄生虫学会 第32回日本臨床寄生虫学会 合同大会で発表しました

 


 4月16・17日に、第90回日本寄生虫学会 第32回日本臨床寄生虫学会 合同大会が開催され、当館の5名がそれぞれ以下の演題で発表しました。今大会での発表は、はからずも全員海に棲む寄生虫についてとなりました。

巖城 隆『沖縄のコマッコウから採集されたアニサキス科線虫3種』
倉持利明『黒潮流域に出現する魚類に寄生する二生吸虫類(続報)』
小川和夫『単生類Heterobothrium全種の形態による判別』
佐田直也『日本近海から得られたSulcascaris属線虫の分類学的研究』
高野剛史『三陸沖で採捕されたココノホシギンザメから得られたギロコチレ』

 また前日15日には、寄生虫分類・形態談話会が開催され、私(高野)が「寄生性腹足類の自然史」についてお話ししました。
 大会計画当初は奈良県での開催が予定されていましたが、新型コロナウイルス感染症の流行により、オンラインでも参加可能なハイブリッド形式となりました。対面で全国の研究者とお会いできる日を心待ちにしつつ、日々研究に励んでいます。【高野】

2021年4月18日

世界淡水魚園水族館 アクア・トトぎふ 企画展『極彩蛇頭魚 -スネークヘッド-』に協力

 世界淡水魚園水族館 アクア・トトぎふでは、4月17日(土)から7月11日(日)まで企画展『極彩蛇頭魚 -スネークヘッド-』が行われています。
 細長い体にまるでヘビのような頭をもつ魚、「スネークヘッド」。アジアやアフリカを中心に生息する淡水魚ですが、日本に定着したカムルチー、タイワンドジョウ、コウタイの3種は「雷魚」ライギョと呼ばれ、釣りの対象魚としても知られています。企画展では、小型で可愛らしい種から迫力のある大型種まで、スネークヘッドの魅力が紹介されています。
 当館は有棘顎口虫と顎口虫症例の画像の提供で協力しています。【巖城】

世界淡水魚園水族館 アクア・トトぎふ
企画展『極彩蛇頭魚 -スネークヘッド-』
https://aquatotto.com/event/schedule/detail.php?p=12042

追記:上記企画展は11月7日(日)まで延長になりました。

2021年3月14日

「感染症アーカイブズ」年次報告会(3/21)のお知らせ


 3月21日(日)午後2時より、標記の報告会を開催いたします。報告会の後半はワークショップ「COVID-19のパンデミックと「感染症アーカイブズ」の課題」となっており、当館館長による「「資料」を保存することの意義:博物館の役割」という講演もあります。3/19(土)正午までに申し込みいただければ、どなたでも無料で参加できます。詳しくは下記URLをご参照ください。

「感染症アーカイブズ」年次報告会のお知らせ
https://aidh.jp/2021/02/25/news210225b/


2021年3月11日

国立科学博物館 特別展『大地のハンター展』に協力


 国立科学博物館では、3月9日(火)から6月13日(日)まで特別展『大地のハンター展』が行われています。本展は、様々なハンターの起源と進化を紹介し、大地のハンターが生きる地球環境のこれからを考える科学展覧会です。動物が生きていくために必要な営み「捕食」に注目し、ハンターの顎と歯の進化、ハンティングテクニックを紹介しながら生態系におけるその役割と重要性を解き明かします。 
 当館はマダニの標本、および蚊とマダニの画像の提供で協力しています。【巖城】 

国立科学博物館 
特別展『大地のハンター展』 

2021年1月31日

多包条虫(エキノコックス)の展示標本を追加しました

 2階展示室に、多包条虫(エキノコックス)の幼虫が感染したエゾヤチネズミの標本展示を追加しました。標本は旭川医科大学の中尾稔先生にご提供いただきました。
 今までは虫卵を実験感染させたハタネズミの標本を展示していましたが、野外ではこんなに多数の幼虫が寄生することはありません。新標本の野生のエゾヤチネズミでは、肝臓などの臓器に部分的に寄生がみられます。しかし、これだけでも数千~数万匹の幼虫が寄生しています。
 両方の標本を展示していますので、比較してみてください。 【巖城】

2021年1月30日

アニサキスに関する国際シンポジウムのご案内

 岡山理科大学獣医学部国際獣医教育研究センターが国際シンポジウム『アニサキス症:現状の課題と今後の展望』を開催します。私(小川)も現在行われている当館の特別展「アニサキス症-なぜ2018年に急増したのか?-」をさらに詳しく解説した内容を紹介しています。ほかにも著名な研究者の講演があります。ぜひご参加ください。参加には事前登録が必要です。【小川】


開催方法:YouTube配信(日本語または字幕付き)
開催日時:令和3年2月1日(月)9:00~2月21日(月)17:00

参加申し込み:岡山理大の国際獣医教育研究センターのHP(https://iverc.vet.ous.ac.jp/symposium/symposium2020/)に掲載してあります視聴申込フォームによりお申し込みください。申し込まれた方には講演動画のURLと資料が送付されます。
参加登録締め切り:2月7日(日)

講演内容:
・小川和夫(目黒寄生虫館)「水産学的立場から(カツオの事例が増えた理由)」
・Simonetta Mattiucci(Univ. Rome Sapienza)「寄生虫学的立場から(分類、生態、生物学)」
・嶋倉邦嘉(東京海洋大学)「食品科学的立場から(アニサキスによるアレルギー)」
・杉山 広(国立感染症研究所)「医学および行政対応の立場から(診断、治療、予防)」

2021年1月22日

有害動物標本に解説パネルを設置しました

 当館では寄生虫だけでなく、有毒な動物や、アレルギーを引き起こしたり感染症を媒介したりする動物、いわゆる「有害動物」の標本も展示しています。この中には、カ・シラミ・ノミなど比較的よく知られるもののほか、ヒトヒフバエやサイヤドリバエなど珍しいものもあります。
 今月20日に、この展示に分布や生態を説明した解説パネルを設置しました。身近に見られる有害動物についても、よりよく知っていただけると思います。
 当館は感染症対策を徹底した上で、通常通り開館しておりますので、お越しいただければ幸いです。 【巖城】

2021年1月18日

2階展示室の標本に説明プレートを設置しました


2021年初投稿です。今年も当館をよろしくお願いいたします。

東京都には緊急事態宣言が出ておりますが、換気やこまめな消毒など、感染症対策を徹底した上で通常通り開館しております。

昨日、1階に続き、2階展示室の標本にも説明プレートを設置しました。2階はヒトに寄生する寄生虫をテーマにしており、ご興味のある方が多いのではと思います。

最近、特に平日は大変空いており、静かにじっくり展示をご覧いただけます。館の運営上あまり喜ばしいことではありませんが、人が密集しすぎるのもよくありませんので、複雑な心境です。【高野】