2018年11月28日

ミニ解説会「寄生虫の性について」を開催しました

 11月24日に、ミニ解説会「寄生虫の性について」を1階展示室で行いました。雌雄異体の種は体に両性の構造をもたなくてよい一方、個体の密度が減少すると繁殖に不利になること、雄が極めて小さくなることで、限られたスペースや栄養を雌に優先的に振り分けている種がいることなどを紹介しました。午前・午後あわせて約50名の方々にお越しいただきました。
 次回は12月の予定です。当館ウェブサイトでお知らせいたします。【高野】


2018年11月14日

自然教育園 生物相調査


 11月6~7日に都内、白金の国立科学博物館附属自然教育園で、科博の倉持先生と共同で生物相調査を行いました。昨年同様、初日は魚類やネズミ類のトラップ(わな)を仕掛け、2日目は魚類、哺乳類(ネズミ類)、甲殻類(ザリガニなど)、陸貝類、昆虫類、ミミズなどを園内各所で採集しました。採集動物を実験室で解剖して寄生虫を検出します。現在、詳しい形態観察や遺伝子解析を行なっているところです。生物相調査の結果は来年、発表予定です。【巖城】

2018年11月8日

ミニ解説会「寄生虫の性について」開催(11/24)



寄生虫には、人間と同じように雌雄が分かれているもののほか、一個体が雌雄両方の生殖器官をもつ種類や、小さい時は雄で、成長するにしたがって雌になる種類もみられます。このような違いは、効率よく子孫を残すために重要と考えられています。今回は、代表的な寄生虫を挙げながら、それぞれの戦略について有利な点・不利な点を交え解説します。

日時: 2018年11月24日(土)①10:30〜 ②13:00〜 それぞれ10分程度(2回とも同じ内容)
場所: 1階展示室
予約・参加費: 不要
講師: 高野 剛史(当館研究員)