2023年7月24日

「目黒駅前100人カイギ」にゲスト出演しました

 「目黒駅半径500m圏内」でゆるやかなコミュニティーづくりを目指すプロジェクト、「目黒駅前100人カイギ」。去る7月20日、同カイギのVol. 19.5に区議会議員、サッカー少年、雑誌やウェブメディアの編集者といった多様なゲストさんたちと共に出演しました。この年齢や職種を問わないゲストの顔ぶれが、このプロジェクトの売りのようです。ゲストによる思い思いのプレゼンテーションのあとはネットワーキング。つまりおしゃべりタイムで交流しました。私は、これまでの研究や創立70周年を迎えた当館についてご紹介し、地域における連携、いろいろな個人や組織との協働を呼びかけ、楽しいひとときを過ごしました。【倉持】

2023年7月21日

目黒寄生虫館創設70周年記念特別展「亀谷 了と亀谷俊也が遺したもの・こと」開催のおしらせ(7/12〜)



 目黒寄生虫館は2023年で創立70周年を迎えました。今回の特別展では、創立者で初代館長の亀谷 了(かめがいさとる)と、了の次男で第2代館長の亀谷俊也(かめがいしゅんや)の研究業績や生涯についてご紹介しました。了のライフワークとして知られ、当館のロゴにもなっているフタゴムシの研究と、シーラカンスの単生虫発見物語。俊也のハワイへの修行の旅、新種の数々。さらに、了・俊也の芸術家としての一面もうかがい知ることができます。加えて、サプライズな展示物もご用意しました。ぜひご覧ください。

期間:2023年7月12日〜12月24日
場所:1階特別展スペース・情報コーナー

協力:(株)よみうりランド、市立しものせき水族館「海響館」、神奈川県立生命の星・地球博物館、(独)国立科学博物館

2023年7月9日

小林先生(弘前大)と関井先生(慶応大)が来館されました

  7月7日、弘前大学 教授の小林一也先生と慶應義塾大学 助教の関井清乃先生が来館され、ギンザメに寄生する条虫ギロコチレの調査を実施しました。今後、ギロコチレがプラナリアの有性化因子をもつかどうかを検討予定です。
 関井先生は5月にも来館しギロコチレをサンプリングしましたが、確実な実験には条虫4 gが必要とのことで、少々足りませんでした。今回再チャレンジとなり、十分なサンプルを得ることができました。4 gは軽そうに思えますが、寄生虫が対象だとなかなか大変です。【高野】


2023年7月2日

千葉県でカエルの寄生虫を調査

 


 去る620日、千葉県へカエルの採集に出かけました。天候は曇りで、気温もあまり高くなく動きやすい一日でした。調査では主に、水田や休耕田の周辺、道路わきの側溝、山道などを隈なく探索しましたが、カエルはおろか他の生き物も少なく、苦戦しました。結局、ニホンアカガエルが2個体採れたのみでしたが、寄生虫については、線虫が2種得られました。今後も、地道に調査を続けて、カエルを宿主とする寄生虫の多様性を明らかにしたいと思います。



 なお、調査の途中で猫たちの喧嘩に出くわしました。少し近づくと猫は喧嘩をやめて、訝しげな顔でこちらを眺めていました(写真には2匹の猫が写っています)。【佐田】