2022年11月27日

令和4年度学芸員実習を実施しました

 去る11月16〜20日、令和4年度学芸員実習を実施しました。コロナ渦によりここ2年間は中止を余儀なくされましたが、本年度はオンライン実習を試みたところ、各地の大学から7名の実習生を迎えることができました。実習プログラムと担当は以下のとおり。

1. バーチャル見学会(1コマ):倉持館長
2. 法人運営の仕組みと目黒寄生虫館の歴史(1コマ):亀谷事務長
3. 館の研究・展示活動と標本・資料の管理(1コマ):巖城研究室長
4. サイエンスコミュニケーター養成講座(6コマ):髙野・佐田研究員(2グループに分かれて研究員に取材し、一般向けのプレゼンテーションを作るプログラム)
5. ウェブミュージアムの作成(6コマ):倉持館長(ジャパンサーチを使って展示資料を検索・収集し、各自が小さな展覧会を作りました)

 実習生の皆さんに感想を伺ったところ、初めて経験することが多く概ね満足していただいたようでした。【倉持】

2022年11月19日

日本貝類学会令和4年度大会で発表しました


 11月12・13日に、日本貝類学会令和4年度大会が沖縄県那覇市で開催され、私(高野)は「クロナマコに寄生するハナゴウナ科腹足類2種における付着部位の差異」という題でポスター発表しました。もともと2020年に沖縄での開催を予定していましたが、新型コロナウイルス感染症のためずっと延期になっていました。国内の学会としては3年ぶりの対面開催でしたが、やはり色々な方と会って話せるのは重要と再認識しました。他方、実行委員の皆様は感染対策など準備が大変だったと思います。この場を借りて感謝申し上げます。
 前日11日には貝類学会若手の会があり、私は世話人として関わりました。今後埋め立てが計画されている浦添市の海岸で貝類相を調べ、その後貸し会議室で情報交換会が行われました。フィールドワークは短い時間でしたが、一人で50以上の科を確認した参加者もおり、多様な貝類が生息する場所でした。埋め立てられてしまうのは惜しいものです。【高野】