3月5日に、北海道大学大学院獣医学研究科の大学院生 サンアルン・カニアチップさん(Ms. Kanyatip Sangarun)が研修の一環で来館されました。彼女はタイからの留学生で、現在の研究テーマは北海道のエキノコックスの分子疫学です。展示室では、家畜の寄生虫やエキノコックス(多包条虫・単包条虫)の展示だけでなく、多包条虫の中間宿主のエゾヤチネズミから採集された猫条虫の一種(ヒダティゲラ・カミヤイ)にも注目していました。また、現在開催中の「世界顧みられない熱帯病の日 特別写真展」も熱心に見入っていました。
なお、いつもは彼女はプロイ(Ploy、意味は宝石)さんと呼ばれていますが、タイでは本名は長過ぎて覚えられないため、家族や友人の間ではニックネームで呼ぶ習慣があるのだそうです。【巖城】