1月13日から、日本住血吸虫を人体から初めて発見したことで知られる病理学者 藤浪鑑が、今からおよそ100年前、京都大学医学部教授時代に寄生虫学の講義に使っていた掛図9点(複製)を展示しています。ズビニ鉤虫(十二指腸虫)、ヒゼンダニ(疥癬虫)の拡大図や、肝蛭(吸虫類)の各発育段階の図など、当時の医学寄生虫学の様子や講義内容をうかがい知ることができる貴重な資料です。本企画終了後の4月下旬から、改めて藤浪による日本住血吸虫の発見、日本住血吸虫症の撲滅に向けた取り組みを紹介する特別展を予定しています。【巖城】
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