2019年6月20日

ミニ解説会『特別展示:住血吸虫症の制圧を目指して』を開催しました(6/15)


 今回は現在開催中の特別展示「住血吸虫症の制圧を目指して」を取り上げました。フィリピンの日本住血吸虫症の制圧に向けて、日本人研究者が永年活動しています。感染者は劇的に減少しましたが、まだ完全制圧されていません。一方、アフリカではいまだに2億人もの人々がマンソン住血吸虫やビルハルツ住血吸虫などの住血吸虫の感染リスクにさらされています。解説会ではこうしたフィリピンとアフリカの現状を紹介しました。 また、フィリピンを襲った大型台風によって汚損された研究資料を日本のチームが修復している様子も紹介しました。当日は雨にもかかわらず約60名の方の参加がありました。なかには福島県から一人で聞きに来てくれた中学3年生もいました。
 次回は7月の予定です。詳しくは、当館ウェブサイトでお知らせいたします。【小川】

2019年6月12日

旭川医科大学の佐々木瑞希先生が来館


 6月7日に旭川医科大学の佐々木瑞希先生が標本閲覧のため来館され、山口左仲博士コレクションのクジラの鉤頭虫の標本の観察を行いました。標本の比較から、クジラの種類によって寄生する鉤頭虫の種類が異なるなど、新しいことがわかりそうです。 【巖城】

2019年6月8日

滋賀県立大学の浦部美佐子先生が来館

 6月1日・2日に滋賀県立大学の浦部美佐子先生が来館され、当館に所蔵する多数のフタゴムシ標本を顕微鏡観察されました。寄生する魚の種類によって、形態が少し違うそうです。 【巖城】

2019年6月7日

ミニ解説会「特別展示:住血吸虫症の制圧を目指して」を開催します(6/15)

 現在開催中の特別展示「住血吸虫症の制圧を目指して」の解説会を行います。
 日本では根絶された日本住血吸虫症は、フィリピンや中国ではまだ完全制圧されていません。これまでに日本人研究者がフィリピンで行ってきた活動や、さらにアフリカで被害が深刻なマンソン住血吸虫症とビルハルツ住血吸虫症の現状を紹介します。
 また、フィリピンを襲った大型台風によって汚損された研究資料の修復を通じた、日本のチームによるフィリピン研究者のサポートの様子も紹介します。

日時:2019年6月15日(土)
   ①10:30~ ②13:00~ 各回10分程度(同一の内容です)
場所:1階展示室
予約・参加費:不要
講師:小川和夫(当館館長)