2021年12月9日

寄生貝調査で鹿児島へ

 12月2日から7日まで、鹿児島で寄生貝調査を行いました。大潮でしたが、冬は干潮が夜中なので、調査にでるのは日付が変わったあたりから明け方にかけてになります。昼間は調査地の下見をしたり、鹿児島大学の先生にお世話になり、サンプルを採っていただいたりしました。

鹿児島と言えば、な場所の一つ。桜島。

 クモヒトデの仲間であるテヅルモヅルに寄生する貝を一番の目的にしていました。無事採れたのですが、これは研究発表後にお知らせということで。代わりと言ってはなんですが、写真はコシダカウニに寄生していた種類です。こちらも日本からの報告は少ないのではと思います。
夜の調査は、思いがけずいろいろな生物に出会えることも魅力です。今回は、手のひらサイズのイセエビ類に遭遇しました。体に対する髭の長さにびっくりです。【高野】

コシダカウニの寄生貝

イセエビ類。まだ若い個体と思われます。