2025年7月21日

博物館・美術館等保存担当学芸員研修に参加しました

 去る7月7〜11日、私(倉持)は保存担当学芸員研修(上級コース)に参加しました。この研修は、東京文化財研究所(東京都台東区)の主催によるもので、公募により日本各地から集まった36名の学芸員が、最新の保存科学について講義と実習を受けました。保存科学とは、資料を傷めず長期保存するために、損壊(そんかい)の原因を極力除去するための自然科学。そのため研修の内容は、収蔵庫の温度・湿度管理から防犯・防災までどれもだいじな内容でした。中でも特に私が興味を持ったのは、レーザー光線、X線、赤外線などを駆使して、絵の具や接着剤の成分を分析する技術でした。【倉持】