今年の大会は3月21・22日に神奈川県相模原市の北里大学で開かれました。前日の20日には恒例のサテライトミーティング、生態学・疫学談話会がありました。巖城研究室長をはじめ、髙野・佐田両研究員、私(倉持)は全日程に参加し、髙野さんはギンザメの寄生虫ついて「遺伝子情報から探る日本近海産ギロコチレ属条虫の多様性」を発表、私は座長を務めました。寄生虫学といっても、私たちのような寄生虫の自然史研究から、例えば寄生虫のワクチン開発まで研究分野は多様です。学会は、ほかの分野の研究者の成果を聞き、交流するだいじな場です。また、2026年3月26日のブログ記事にあるように、学会に合わせてご来館になる方もいらっしゃいます。
本大会ではもう一つ話題がありました。当財団で評議員を務める狩野繁之博士(国立健康危機管理研究機構 国立国際医療研究所)が、桂田賞を受賞されました。桂田賞は昭和23(1948)年から続く伝統ある栄誉の高い賞で、寄生虫学振興に寄与し集大成された研究業績を顕彰するものです。基礎研究から流行地の現地対策まで、狩野博士による一貫したマラリア研究が高く評価されての受賞です。狩野先生、おめでとうございます。【倉持】