2025年11月12日

小学生によるインタビューを受けました

 去る10月30日、目黒区立不動小学校2年生の生徒さんたちがご来館になり、私(倉持)がインタビューを受けました。これは、生活科「もっと なかよし まちたんけん」の一環で、地域の施設やお店を見学しインタビューすることで、町や町の人々への愛着を深めること、町の人々の気持ち、苦労、工夫に気付き、社会の一員として自覚すること、これらを通して解ったことや考えたことを共有して、友達や町の人々と交流する楽しさを感じること、などを目的に実施されています。
 「どうして寄生虫の研究をしているのですか」「館長をしていて何が大変ですか」などのご質問をいただきました。熱心にメモをとっていただきました。12月には発表会が行われます。どのような発表が聞けるか楽しみです。【倉持】

2025年10月31日

国立研究開発法人 水産研究・教育機構(三重県)の新田理人博士が来館されました

 10月29日に水産研究・教育機構の新田理人博士が来館され、先日発表された研究論文で新種記載された粘液胞子虫のタイプ標本を、当館に登録するためお持ちくださいました。写真で手に持ってくださっているのがその標本です。また、当館の所蔵標本の観察もされました。【巖城】

2025年10月24日

東京大学附属臨海実験所で貝類調査



 10月15~17日にかけ、東京大学の附属臨海実験所(神奈川県三浦市)に滞在しドレッジ調査を行いました。海上の風が強く、調査に出られたのは1日だけでしたが、その日に十分な量のサンプルを得ることができました。実験所に戻った後は、夜遅くまで生物の仕分け作業に没頭です。研究対象の貝も見つかり、実りある3日間となりました。【高野】

2025年9月21日

髙野剛史研究員が日本ベントス学会奨励賞を受賞しました

 日本ベントス学会は、底生生物(=ベントス)を研究する研究者・学生が集う学会です。奨励賞は、ベントス研究において優れた業績(論文や学会発表など)をあげ、同学会活動に大きく貢献した若手研究者に贈られるもので、当館の髙野研究員が2025年奨励賞を受賞しました。彼の研究テーマである寄生性の巻貝類の自然史研究が高く評価されたことになりますが、それ以外にもアニサキス科線虫や深海魚の吸虫の分類など、多様な展開をしていること、博物館で活動していることなども今回の受賞に繋がったものと考えています。実は髙野研究員、日本貝類学会からも奨励賞を受賞されていますので、2度目の受賞となります(2023年6月28日のブログ)。
 髙野さん、おめでとうございます!【倉持】

2025年9月20日

令和7年度博物館実習が終了しました

 去る9月3〜7日、令和7年度博物館実習を実施しました。今年度は、青山学院大学、鹿児島大学、筑波大学、東京農業大学、日本大学、北海道大学、武蔵野美術大学、八洲学園大学からご参加いただきました。オリエンテーションのあと、資料のデジタル化と利活用に関する実習と、サイエンスコミュニケーション実習を行いました。デジタル化では、山口原図をスキャンして画像ファイルを作る作業、フォトグラメトリーによる3次元データの取得、資料の利活用については9月14日の巖城研究室長によるブログのとおりです。最後の2日間は「くま組」と「いぬ組」に分かれてのグループワーク。それぞれ巖城室長と髙野研究員に研究に関する取材をして、プレゼンテーションを作製。それぞれ相手のグループにプレゼンしてわかりやすさを競うゲームです。学部や専攻が異なる大学生が集まり、共通の課題に取り組んでいただきました。【倉持】