2025年6月11日

国立研究開発法人 水産研究・教育機構(三重県)の新田理人博士が来館されました

 6月6日午前に水産研究・教育機構の新田理人博士が、当館が所蔵する魚類の粘液胞子虫の標本を観察するため来館されました。対象の標本はプレパラートでなく、エタノールまたはホルマリン液浸標本だったので、写真のようにスクリュー瓶からシスト(嚢胞)を取り出し、実体顕微鏡下でスライドグラス上に一部を載せて観察する手順が必要でした。また、所蔵している粘液胞子虫タイプ標本の有効性についていくつか指摘をいただいたので、今後、標本提供者とも協議して情報を整理します。この日は、新田さんが研究論文に使われた単生類標本も、当館登録のため受領しました。【巖城】