2022年5月22日

奄美大島と喜界島で野外調査

 


 5月16日から20日にかけて、奄美大島と喜界島で寄生貝の調査を行いました。この日程は大潮にあたり、一年のうち昼間に最も潮が引く期間の一つでした。
 今回は、標本の採集と、巻貝が宿主のどの辺に付着しているのかについてデータを採ることを目的としました。梅雨に入っていることもあり日程の前半は雨風に打たれましたが、後半は良い天気に恵まれ、クモヒトデに寄生する種などを得ました。この貝は長い吻(口)を宿主体内に差し込んで付着しているのですが、その吻はどこまで伸びているのだろうか?というのが最近の興味です。【高野】