この2年間、新型コロナウイルス感染症によりいろいろな調査や学会が制限されてきましたが、ついに3年ぶりとなる海外出張に行ってきました。7月26日に出発し、フランスのパリ国立博物館での標本調査と、ドイツのミュンヘンで開催された国際軟体動物学会(World Congress of Malacology)参加をあわせて2週間弱の日程です。悩んだのですが、両国とも日本からの入国に際し隔離やPCRの陰性証明は不要ということで、参加を決意しました。
日程の前半は、パリ国立自然史博物館で、標本観察および今後の研究に用いるサンプルの選定・借り受けの手続きを行いました。2019年、ニューカレドニアでの生物多様性調査の際に私が採集した標本の整理も兼ねています。約200ロットの標本を見てきました。
高緯度なので夜は22時頃まで明るく、仕事を終えてから近場にある有名な建造物を見に行きました。写真はノートルダム大聖堂です。
次の投稿では、参加した学会の様子などをご紹介します。【高野】