5月22日から30日にかけて、沖縄県の伊江村(伊江島)と恩納村で野外調査を行いました。海底洞窟と潮間帯にて、寄生性貝類や巻貝に寄生する吸虫類の調査でした。得られたサンプルは顕微鏡下で観察・ソーティング(仕分け)が行われます。ちょうど今論文を執筆中の内容の、追加標本を得ることができました。希少種で、そもそも2個体しか手元になかったので、今回のものも含めて原稿を仕上げる予定です。
梅雨入りのタイミングとなり、雨の日もありました。そのおかげ(?)か、宿泊地の周りにたくさんカタツムリが見られ、それらに寄生するカタツムリダニも多数観察されました【高野】