今回ご寄贈いただいた標本は、2013年に患者さんから駆虫により採取されたもので、長さ10.62 mのものと11.75 mのもの2個体です。香川大学医学部、国際医動物学講座の新井明治先生のご厚意と、寄生虫感染予防の啓発のために利用してほしいとの想いから当館にお声かけいただきました。当館で展示している標本(8.8 m)よりも長いことにお気づきでしょうか。
去る8月19日に私、倉持が香川大学に赴き、新井先生とともに梱包作業を行いました。翌20日には運送業者の特別便で香川を出発。22日に当館に到着しました。標本が乾燥したり、ちぎれたりといった事故もなく輸送は完璧でした。この先、皆さんにどのようにご覧に入れるか検討して参ります。新井先生には重ねて御礼申し上げます。 【倉持】