去る9月27日、ハナビルを研究する賴亦德 (ライ・イー・テー)博士がお友達とともに来館されました。見学と台湾産のハナビル Dinobdella ferox の標本をご寄贈いただくためのご来館でした。ハナビルは環形(かんけい)動物門、ヒル綱、顎(あご)ヒル目、ヒルド科に属し、幼生期はヒトを含む大型哺乳類の鼻腔内で寄生生活を送り、成虫になると宿主を離れて自由生活に入ります。幼生は宿主の血液を吸って成長し、成虫は水生昆虫やイトミミズなどを捕食します。日本にも見られますが非常に珍しく、10例ほどのヒトの症例が報告されているようです。これまで当館はハナビルの標本を所蔵していなかったため、たいへん貴重な標本をいただいたことになります。【倉持】