去る5月3日、台湾の国立中興大学獣医学系助理教授、周 洵博士がご来館になり、台湾の寄生虫事情、寄生虫学の研究事情などについてお話しいただきました。周先生は中興大学をご卒業のあと、当館とも親しい日本獣医生命科学大学の獣医寄生虫学研究室で学位(博士号)を取得され、母校に助理教授(日本の助教にあたる)として着任されたとのこと。エキゾチックアニマルの臨床や寄生虫研究に取り組んでいらっしゃいますが、生物多様性の宝庫台湾とあって、研究テーマには事欠かず日常的に人手不足だそうです。当館の研究員は興味津々で、今後の共同研究も視野に入れて活発に議論しました。【倉持】