2023年3月24日

群馬県立自然史博物館 企画展『毒のある生きもの大図鑑』に協力

 群馬県立自然史博物館では、「怖いけれど見たくなる!! 毒のある生きものたちの世界にご案内します」というキャッチフレーズの企画展「毒のある生きもの大図鑑」を3月18日(土)から5月28日(日)まで開催中です。
 当館は、アニサキスとエキノコックスの画像の提供で同企画展に協力しています。【巖城】

群馬県立自然史博物館 第67回企画展「毒のある生きもの大図鑑」
http://www.gmnh.pref.gunma.jp/

2023年3月8日

北海道大学大学院獣医学研究科のマッケンジー・クァク博士が来館されました

 3月4日に、北海道大学大学院獣医学研究科のマッケンジー・クァク博士(Dr. Mackenzie L. Kwak)がマダニ類の標本の観察のため来館されました。クァク博士は2016年、2017年にも来館されており、今回が3回目です。当館が所蔵するマダニ類の標本は多くはありませんが、クァク博士と一緒に標本庫を探したところ、1940年代の台湾の水牛から採集されたマダニなどを見つけることができました。
 クァク博士は、寄生虫の興味深さと美しさを伝えたいと、InstagramやFacebookで記事や写真を発信されています。皆さんもご覧になってはいかがでしょうか。【巖城】
 
 Instagram: https://www.instagram.com/mackenzie_kwak_parasitologist/
 Facebook: https://www.facebook.com/mackenziekwakparasitologist/

2023年2月23日

杉並区食品安全監視員研修会で講演

  2月21日、東京都杉並区の食品安全監視員研修会で「アニサキスをはじめとする寄生虫全般について」をテーマに講演してきました。杉並区以外からも含め35名にお集まりいただき、寄生虫の定義から多様性、食品安全にかかわる種の生態や感染状況などについてお話ししました。最近話題になった顎口虫や、近年食中毒事件数トップのアニサキスは、特に興味をもっていただけた印象です。今回、理学出身の私にこのような依頼をいただき、自分の知識の整理にもなり大変よい機会でした。ありがとうございました。【高野】

2022年12月23日

瀬戸海洋生物学セミナーで発表しました


 12月21日にオンラインで開催された第72回瀬戸海洋生物学セミナーで発表しました。このセミナーは京都大学の瀬戸臨海実験所が毎月開催しており、分野・対象生物ともに幅広い海洋生物研究が扱われています。私(高野)は「海産寄生動物の系統分類と進化」と題し、自身が取り組んでいる巻貝、線虫、条虫の分子系統および進化学的研究をお話ししました。約35名の方にお集まりいただき、初めてお目にかかる方とも活発な議論ができて良い機会となりました。お誘いくださりありがとうございました!【高野】

セミナーHP: https://www.seto.kyoto-u.ac.jp/smbl/smbseminar/smbseminar.html

2022年12月4日

一盛和世先生が第29回読売国際協力賞を受賞されました

 当館評議員で長崎大学客員教授の一盛和世先生は、蚊が媒介する寄生虫病、リンパ系フィラリア症対策の専門家です。象皮病や陰嚢水腫を起こすこの病気は「貧困の病気」といわれ、日本は1970年代に制圧しましたが、現在でもアジア・アフリカを中心に約5,100万人以上が罹患しているといわれます(当館2階の展示も参照)。
 一盛先生は、1992〜2014年に世界保健機関(WHO)に勤務し、媒介蚊の研究と対策を推進し、太平洋諸国・諸地域において、さらに全世界に向けてリンパ系フィラリア症制圧計画を策定・実施しました。その結果、これまでに17の国・地域で本症が制圧されました。途上国の貧しい人々を苦しめてきた熱帯病の制圧に道を開いた、一盛先生の国際貢献が高く評価されました。一盛先生、心からお祝い申し上げます。【倉持】