2023年12月22日
西表島で調査を行いました
2023年11月25日
白陵高校(兵庫県)の神尾祐輔先生と生物部の生徒さん3名が来館されました
2023年11月19日
韓国のシモーナ・ゲオルギエヴァ博士が来館されました
11日はたまたま、近くの大鳥神社の「酉の市」の開催日で、来館途中に酉の市に興味津々だったゲオルギエヴァ博士は、倉持館長から「家内安全・商売繁盛」の熊手をプレゼントされて大変喜んでいました。【巖城】
2023年11月11日
JICA研修コースのモンゴル国獣医師の皆さんが来館されました
11月8日に、国際協力機構(JICA)の研修コースに参加中のモンゴル国の獣医師ほか7名が来館されました。研修は獣医学教材開発に関する内容で、当館では、展示を通じて来館者に興味を引き付ける工夫などについてお話しし、展示室を見学していただきました。Windowsコンピュータとパワーポイントで構成され、更新が容易なタッチパネル展示や、約70年前に作製された寄生虫蝋模型とその3D画像(※公式サイトで公開中)が関心を集めたようです。立体サナダムシTシャツも人気で、購入後早速着用してくださっていました(写真2枚目)。【巖城】
※仁吉3D
https://www.kiseichu.org/jinkichi3d
2023年10月27日
しょうけい館 戦傷病者史料館がリニューアルオープンしました
しょうけい館 戦傷病者史料館ご利用案内
入館料:無料
開館時間:午前10時〜午後5時30分(入館は午後5時まで)
休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日または振替休日の場合はその翌日)
年末年始(12月28日〜1月4日)
所在地:〒102-0073
東京都千代田区九段北1-11-5 グリーンオーク九段2階
Tel:03(3234)7821 Fax:03(3234)7826
Url:www.shokeikan.go.jp
2023年10月7日
白鳳丸KH-23-5次航海に参加
ナマコ類をはじめ、普段目にすることのない生物が多数得られ、同乗者のご厚意によりかなりの数を解剖させていただきました。魚類寄生虫や私が専門とする寄生性の巻貝などは、船上で標本としました。今後の観察と研究が楽しみです。【高野】
2023年9月30日
千葉県でのカエル調査
去る9月22日、千葉県へカエルの採集に出かけました。この日は今にも降りだしそうな曇天でした。水田や山道などを調査しましたが、稲刈りが終了して水田の水が抜かれたためか、カエルは非常に少なく、ムカシツチガエルが1匹採れただけでした。ムカシツチガエルとは、関東~東北太平洋側のツチガエル集団が、最近になって新種として記載されたものです。ツチガエルよりも古い時代から日本にいたと考えられています。カエル以外では、草むらでヤマビルを1匹だけ捕まえました。後日、カエルの寄生虫を調べたところ、線虫が1種だけ得られました。次回調査は、来年の春になります。【佐田】
2023年9月17日
山口大学の戸倉愛美さんと工藤彩夏さんが来館されました
2023年9月16日
山口左仲博士の論文原図展示を更新しました
ちょうど博物館実習の実施中でしたので、展示する原図の選択と展示パネルへの貼り付け、説明パネルやタッチパネル用画像ファイルの作成、展示パネルの設置など、一連の作業を実習生が分担して行いました。皆さんお疲れさまでした。【巖城】
2023年9月15日
アラブ首長国連邦のロルフ・シャスター博士が来館されました
2023年9月10日
日本ベントス学会・日本プランクトン学会合同大会で発表
2023年9月9日
法政大学の島野智之先生が来館されました
2023年9月8日
国立研究開発法人 水産研究・教育機構(三重県)の新田理人博士が来館されました
2023年8月16日
「こども霞が関見学デー」に参加しました
当館は、文化庁が主催する「夏休みミュージアム体験!発見と創造のとびらを開こう」に、個性派ぞろいの10の博物館・美術館等の団体とともに参加しました。ヒトの寄生虫の展示と、マサバを解剖してアニサキス検査のデモンストレーションを実施し、生きたアニサキスが動く様子などを見ていただき来場者は大興奮。参加各団体とも貴重な交流をしました。実習生も参加して、普及・啓発活動の現場を体験をしました。【倉持】
2023年7月24日
「目黒駅前100人カイギ」にゲスト出演しました
2023年7月21日
目黒寄生虫館創設70周年記念特別展「亀谷 了と亀谷俊也が遺したもの・こと」開催のおしらせ(7/12〜)
2023年7月9日
小林先生(弘前大)と関井先生(慶応大)が来館されました
2023年7月2日
千葉県でカエルの寄生虫を調査
去る6月20日、千葉県へカエルの採集に出かけました。天候は曇りで、気温もあまり高くなく動きやすい一日でした。調査では主に、水田や休耕田の周辺、道路わきの側溝、山道などを隈なく探索しましたが、カエルはおろか他の生き物も少なく、苦戦しました。結局、ニホンアカガエルが2個体採れたのみでしたが、寄生虫については、線虫が2種得られました。今後も、地道に調査を続けて、カエルを宿主とする寄生虫の多様性を明らかにしたいと思います。
なお、調査の途中で猫たちの喧嘩に出くわしました。少し近づくと猫は喧嘩をやめて、訝しげな顔でこちらを眺めていました(写真には2匹の猫が写っています)。【佐田】
2023年6月28日
髙野剛史研究員が日本貝類学会奨励賞を受賞しました
髙野研究員の研究テーマは、寄生性の巻貝の進化と多様性。サンゴや棘皮動物(ウニ・ヒトデ・ナマコなど)に寄生する巻貝を求めて、珊瑚礁から深海まで世界の海が彼のフィールドです。このようなユニークで活発な研究活動が評価されたものと思われます。
ちなみに今大会での髙野研究員の発表は、「水深6,200 mから得られたハナヅトガイ類への吸虫の寄生例」(共著、私 倉持も含む)で、深海底にすむ巻貝の遺伝子解析を通して、魚類に寄生する吸虫の遺伝子が見つかったという報告でした。広い海を相手に、自由な研究を展開するのは素敵なことですね。
髙野さん、おめでとうございます。【倉持】
2023年6月2日
北里大学の筒井繁行先生が来館されました
2023年5月27日
慶應義塾大学の関井清乃先生が来館されました
5月25日に、慶應義塾大学 助教の関井清乃先生が来館され、ギンザメに寄生する条虫ギロコチレの調査を実施しました。関井先生はプラナリアの有性化因子を研究されており、その因子は単生虫や吸虫など様々な扁形動物でも保持されている一方、マンソン裂頭条虫などの多節条虫類にはないことがわかってきました(論文参照)。ギロコチレは、条虫の中でも節構造のない単節条虫に属します。有性化因子をもつかどうかは、扁形動物の進化を考える上でも興味深い研究です。【高野】
関井先生の論文はこちらです(オープンアクセス)。
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2589004222020491
2023年5月26日
伊江島と波照間島で調査
5月14日から20日にかけて、沖縄県の伊江島と波照間島で野外調査を行いました。梅雨入りが遅れたため、天候に恵まれた一週間でした。伊江島では熟練のダイバーの方に潜っていただき、海底洞窟の調査を実施しました。顕微鏡下で採集物の観察・ソーティングが行われます。寄生性の貝類を含め、普段あまり目にしない生物目白押しで、大変勉強になりました。【高野】
2023年5月13日
新江ノ島水族館の西川湧馬さんが来館されました
去る5月11日、当館と共同研究を継続している新江ノ島水族館飼育展示部の西川湧馬さんが来館されました。西川さんは駿河湾の漁船に乗って深海生物の採集、展示、研究に取り組んでいます。館内の見学のあと、巖城研究室長をはじめ髙野、佐田研究員、私と今後の共同研究について意見と情報の交換を行い、楽しいひとときを過ごしました。【倉持】
2023年5月1日
ミニ特別展「生体展示 ロイコクロリジウムの幼虫」を開催(2023/4/29~)
ロイコクロリジウム(Leucochloridium属の吸虫)の幼虫は、陸生巻貝のオカモノアラガイの触角内で活発に動いて、鳥に見つけられやすくする生態で知られています。
この幼虫が寄生したオカモノアラガイが今年4月に千葉県で採集されました。国内では北海道と沖縄県で比較的よく見つかりますが、関東では珍しいことです。
当館では、採集された幼虫の生体展示を4月29日から始めました。ポスターではこの寄生虫に関する最新の知見を紹介しています。この機会に、生きている幼虫が実際に動く様子をご自分の目でお確かめください。
貴重な寄生虫をご提供いただいた千葉県の平野様と、千葉県立中央博物館の黒住耐二様に心より感謝申し上げます。 【巖城】
期間 : 2023年4月29日(土)~終了日未定
場所 : 1階 情報コーナー
ロイコクロリジウムQ&A
2023年4月30日
北海道大学大学院理学院の北悠樹さんが来館されました
2023年4月12日
東京大学の菊地泰生先生がご来館になりました
去る4月9日、東京大学大学院新領域創成科学研究科教授の菊地泰生先生(写真の後列右)が、学生さんとイギリスの共同研究者の皆さんとともにご来館になりました。菊地先生は、一昨年論文として出版した芽殖孤虫のゲノム解析研究チームのリーダーで、イギリスからのお客様の中にもチームのメンバーが含まれていました。館内をご見学いただいたあと、当館の研究員とご歓談いただき楽しいひとときを過ごしました。【倉持】
2023年4月2日
第92回日本寄生虫学会大会に参加
3月30〜31日に金沢市の金沢歌劇座で開かれた、第92回日本寄生虫学会大会に参加しました。会期中は天候にも恵まれ、兼六園の桜もちょうど見ごろを迎えていました。当館からの発表は以下のとおりでした。
倉持館長、髙野研究員、佐田研究員ほか:兵庫県明石市沿岸産のテナガダコから得られた大型の未成熟線虫について(口頭発表)
髙野研究員、倉持館長ほか:分子生物学的手法により明らかとなった魚類寄生性吸虫の最深分布(ポスター発表)
佐田研究員:皇居における爬虫類を宿主とする蠕虫類の調査(ポスター発表)
また、大会前日の3月29日に開かれた寄生虫分類形態談話会において、青山学院大学の飯島 渉教授、久留米大学の原
樹講師、倉持館長の3名が「感染症アーカイブズから浮かび上がる日本住血吸虫症対策」のタイトルで発表を行いました。そして、日本住血吸虫症制圧に関する歴史的資料の保存に関して活発な意見交換を行いました。
さらに、会場に寄生虫館オリジナルグッズを紹介するコーナーを設けました。コーナーには、通販サイトにつながるQRコードを掲示して、気に入ったグッズをすぐに購入できるようにしました。
参加者は皆、遠方の研究者との再会を喜び、盛んに議論をしていました。
2023年3月24日
群馬県立自然史博物館 企画展『毒のある生きもの大図鑑』に協力
当館は、アニサキスとエキノコックスの画像の提供で同企画展に協力しています。【巖城】
群馬県立自然史博物館 第67回企画展「毒のある生きもの大図鑑」
http://www.gmnh.pref.gunma.jp/
2023年3月8日
北海道大学大学院獣医学研究科のマッケンジー・クァク博士が来館されました
クァク博士は、寄生虫の興味深さと美しさを伝えたいと、InstagramやFacebookで記事や写真を発信されています。皆さんもご覧になってはいかがでしょうか。【巖城】
Instagram: https://www.instagram.com/mackenzie_kwak_parasitologist/
Facebook: https://www.facebook.com/mackenziekwakparasitologist/