2025年9月21日
髙野剛史研究員が日本ベントス学会奨励賞を受賞しました
2025年9月20日
令和7年度博物館実習が終了しました
2025年9月14日
山口左仲博士の論文原図展示を更新しました
今回の展示は博物館実習(9月3日〜7日)の一環として、実習生さんたちが論文の図版の中から展示したいものを厳選してパネルにレイアウトし、設置したものです。2016〜2017年度にも展示した、魚類に寄生する吸虫類に関する論文(1934年)の百数十点の図版から選んでもらいました。結果として前回と同じ図版が約7割を占め、人々を惹きつける図版は共通しているのだなと驚かされました。
中央のアクリルケースには、約85年前に山口博士が瀬戸内海産のハモの胃から採集した吸虫類 Tubulovesicula muraenesocis のプレパラート標本と、掲載された論文別刷のコピーを展示しました。ぜひ合わせてご覧ください。 【巖城】
2025年9月13日
久留米大学医学部より資料をご寄贈いただきました
2025年9月5日
山梨県のミヤイリガイ生息地を再訪
2025年8月29日
展示室の音環境をデザインしました
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パネルの中に小型スピーカーを設置 |
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アンプなど |
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解説文も設置しています |
2025年8月27日
白陵高校(兵庫県)の神尾祐輔先生と、京都大学・大阪大学の大学生2名が来館されました
2025年8月22日
こども霞が関見学デーに参加しました
2025年8月15日
国際軟体動物会議@サンパウロに参加
ブラジルは、貝類が関わる寄生虫症の流行地でもあります。本会議でも、マンソン住血吸虫や広東住血線虫に関わる発表が複数ありました(写真3)。欧米開催の時はまず出てこない演題です。会場の脇には、住血吸虫の中間宿主となるヒラマキガイ類の展示もありました(写真4)。
エクスカーションでは、ブラジルの自然に触れる機会もありました。ハキリアリの行列を見ることができ、大満足です(写真5)。写真6は、滞在したホテル近くの町の様子です。当然、日本とはだいぶ雰囲気が異なり、ぶらぶらするだけでも楽しいものです。【高野】
2025年8月9日
「教員のための博物館の日2025 in 目黒寄生虫館」を開催しました
2025年7月21日
博物館・美術館等保存担当学芸員研修に参加しました
2025年7月17日
対馬で貝類と寄生虫の調査(7/11~14)
2025年7月6日
宇都宮市でカエル採集
6/28に寄生虫調査用のカエル採集のために栃木県宇都宮市へ出かけました。実は5/31にも宇都宮市へ調査に出かけたのですが、大雨で気温が低く、カエルが1匹しか採れませんでした。そこで今回、再挑戦と相成りました。当日はとても暑く、気力十分とはいきませんでしたが、それでも森林に面した水田で、ヒガシニホンアマガエル、トウキョウダルマガエル、ニホンアカガエルを捕まえました。
持ち帰ったカエルを解剖したところ、目的の種を含む、2種の線虫が得られました。今後も熱中症に気をつけながら採集を続けていきたいと思います。【佐田】
2025年7月2日
兵庫県立大学 環境人間研究科の明尾亮佑さんが来館されました
故・大野博士は、哺乳類や鳥類の外部寄生虫類(ノミ、シラミ、ダニなど)について著名な業績のある研究者です。また、大野博士は1974年から当館に研究員として在籍され、当館にプレパラート標本約12,000点を寄贈されています。
明尾さんは、コウモリのノミ類の標本を3日に渡って熱心に観察されました。日本では、ノミ類の分類学的研究は1960年代以降あまり進んでおらず、現在、ノミ類を専門とする研究者は大変少ないそうです。当館所蔵の標本が時を経て若い研究者に活用され、研究が綿々と引き継がれる様を見て、大変嬉しく思いました。 【巖城】
2025年6月28日
館山の磯で寄生貝調査
2025年6月27日
安城市でのカエル採集
6月21日に寄生虫調査用のカエル採集のために、愛知県安城市へ行きました。当日は主に水田を調査しました。晴れで気温も高かったですが、風があり多少動きやすかったです。途中、ケリ(チドリの仲間)がけたたましく鳴きながら頭上を旋回し威嚇してきました。ケリに追いやられ場所を変えたりしましたが、ツチガエル、ヌマガエル、トノサマガエルを捕まえることができました。カエル以外ではスッポンと出会いました。スッポンは捕獲して写真だけ撮影し、すぐに逃がしました。
持ち帰ったカエルを解剖したところ、目的の線虫1種の他に、吸虫2種、条虫1種が得られました。久しぶりに当たりの調査となりました。【佐田】
変態したてのカエル。5匹いる。 |
スッポン。けっこう素早い。 |
2025年6月18日
山梨県でミヤイリガイの調査
2025年6月11日
国立研究開発法人 水産研究・教育機構(三重県)の新田理人博士が来館されました
2025年6月1日
沖縄で貝類と寄生虫調査
2025年5月30日
2025年「国際博物館の日」記念事業のご報告
2025年5月21日
日本貝類学会大会&共同研究打合せ
カエル採集行
2025年5月11日
2025年「国際博物館の日」記念事業で「ミニ解説会」を開催します
2025年5月10日
目黒マルシェ「初夏祭」に参加しました
2025年5月9日
周 洵(しゅうじゅん)博士がご来館になりました
2025年5月5日
佐世保で吸虫の中間宿主貝採集
2025年5月4日
千葉県木更津市でカエル採集
4/26に寄生虫調査用のカエル標本採集のために、千葉県木更津市の小櫃川下流域に出かけました。小櫃川流域は、かつて日本住血吸虫症が流行していたことで知られます。現在では流行は終息しており、安全に調査活動ができます。
当日は曇りで気温も低く、カエルもあまり活動していませんでした。それでも、ヒガシニホンアマガエルを2匹だけなんとか捕まえました。なお、アマガエルは最近の研究で、形態的及び遺伝的に東日本集団と西日本集団に分かれていることが判明し、東日本集団が「ヒガシニホンアマガエル」と名付けられました。
後日カエルを解剖しましたが、寄生虫は全くとれませんでした。今後も根気強く、調査を続けていきたいと思います【佐田】
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小櫃川の様子 |
2025年4月27日
目黒マルシェ「初夏祭!」に参加します!!
2025年4月13日
情報コーナーで「日本の寄生虫症と寄生虫性食中毒の発生状況」展示を開始
日本では、かつて見られた回虫・鉤虫・蟯虫などによる寄生虫症はほとんど無くなった一方、新鮮な魚・肉や、汚染された水から感染する寄生虫症や食中毒、海外との交流の増加で感染機会が増えた寄生虫症が問題となり、死者も発生しています。
新設の展示では、厚生労働省の統計データに基づく、最近10〜20年間の寄生虫症(四類・五類感染症)と寄生虫性食中毒の発生状況をグラフで見られます。今まで展示の無かった、クリプトスポリジウムやジアルジア(ランブル鞭毛虫)などの写真や解説もあります。
特別展などの開催時は、一時的にそれらの内容に入れ替えることがあります。あらかじめご了承ください。【巖城】
2025年4月9日
久米清治博士を顕彰する楯をご寄贈いただきました
2025年4月2日
日本寄生虫学会第94回大会に参加しました
2025年3月7日
北海道大学のサンアルン・カニアチップさんが来館されました
なお、いつもは彼女はプロイ(Ploy、意味は宝石)さんと呼ばれていますが、タイでは本名は長過ぎて覚えられないため、家族や友人の間ではニックネームで呼ぶ習慣があるのだそうです。【巖城】